NTT西日本と朝日放送グループHD、AIを活用したスポーツ映像配信を行う新会社を設立

近年、国内のスポーツ市場は拡大傾向にあり、経済産業省によると2025年には約15.2兆円に達する見込みである。これに伴い、スポーツ映像配信市場も、2025年には約863億円となる見込みで、2019年の3.1倍となる予測が野村総合研究所により発表されている。

しかし、現在の国内スポーツ映像配信コンテンツの多くは、メジャーなスポーツや全国区の試合が配信されていることが多く、地方大会やアマチュアスポーツ大会などの映像コンテンツを視聴する機会は多くはない。それは、映像配信に関する機材や人的コストがかかること、地方大会やアマチュアスポーツ大会の運営では、映像配信に費やす稼働やコストに余裕がないことが要因として挙げられる。

このような中、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は高品質で安定した通信ネットワークやICT技術を、朝日放送グループホールディングス株式会社(以下、朝日放送グループHD)は長年培ってきたスポーツ映像制作技術を軸に、AIを実装したカメラによる自動撮影・自動配信について、他法人と共同で実証実験を行ってきた。

同実証実験での低コストかつ容易にスポーツ映像を撮影する環境と、撮影した映像配信プラットフォームの構築を通じて、地方でのスポーツ大会やアマチュアスポーツの発展に貢献できるとの考えにより、両社は共同出資を行い、スポーツ映像配信分野における新会社「株式会社NTTSportict」を4月1日に設立予定だと発表した。

新会社の主な事業内容は以下の通り。

  • スポーツ映像ソリューション事業
    自動撮影・自動配信を実現するAIカメラを体育館、球技場、陸上競技場等のスポーツ施設に設置し、低コストかつ容易に撮影・映像配信が見込める環境を提供する。
  • スポーツ施設・団体への映像配信プラットフォーム提供事業
    スポーツ施設やスポーツ団体等に映像配信プラットフォームを提供し、施設・団体が、競技者や関係者等に映像を販売する仕組みを構築する。

NTT西日本と朝日放送グループHD、AIを活用したスポーツ映像配信を行う新会社を設立

※Pixellot(ピクセロット)は、イスラエルのPixellot ltd.が開発した無人撮影カメラで、AIによる自動撮影や編集機能を備え、高解像度で撮影ができるカメラシステムだ。

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