IDC Japan、2019年国内CRMアプリケーション市場は前年比成長率7.0%で好調も2020年は一時的に鈍化の予測

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IDC Japan株式会社は「国内CRMアプリケーション市場」予測を発表した。

2019年の国内CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)アプリケーション市場は、前年比成長率7.0%、市場規模(売上額ベース)1,742億900万円となった。

IDCの発表によると、同市場は2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR)5.3%で推移し、2024年には2,250億9,000万円になると予測されている。

2019年の同市場では、「マーケティングキャンペーン管理アプリケーション市場」「デジタルコマースアプリケーション市場」の2つの市場が好調に推移した。

1つ目の「デジタルコマースアプリケーション市場」は、2019年は前年比成長率8.2%となった。

COVID-19の影響が及ぶ2020年の同市場では、外出自粛やリアル店舗の一時閉店などによってデジタルコマースが増加しており、前年比3.3%増になると予測している。

また、デジタルコマースの増加に伴い、デジタル広告の配信、デジタルマーケティングの需要が上昇している「広告アプリケーション市場」では、ビッグデータ分析を利用したWebページへのダイナミックバナーなどのリアルタイム広告が消費者/ビジネスバイヤーのWebアクセス増加によって成長すると予測されている。

2つ目の「マーケティングキャンペーン管理アプリケーション市場」は、2019年は2020年に予定されていた国内イベント向け、およびインバウンド顧客向けのオムニコマース需要増加を期待した投資増加の影響で高い成長率を維持した。

続く2020年はCOVID-19の影響によって成長はやや鈍化するものの、同市場はクラウドサービスの市場占有率が高いため、大きな減少はなく前年比成長率5.1%と予測する。

国内CRMアプリケーション市場は、上記以外の市場でも、2019年~2020年の国内イベントに向けたインバウンド顧客サポート需要への期待や投資などで堅調に推移したといえる。

しかし、COVID-19の流行による影響で、同市場は2020年は成長率が一時的に鈍化するとIDCは予測している。

特に「コンタクトセンターアプリケーション」「カスタマーサービスアプリケーション」「セールス生産性/管理アプリケーション」市場においても、2019年は堅調な成長となったが、2020年はCOVID-19の影響が避けられず成長が鈍化するとIDCは予測している。

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