マクニカ、製造業向けの「デジタル工場導入支援サービス」の提供を開始

近年、新型コロナウイルス感染症や人材不足など、製造業を取り巻く環境は厳しさを増している。顧客ニーズの高まりから変種変量生産への対応や、コロナ禍による工場停止や生産計画の見直しなど、様々な環境変化に臨機応変に対応していくことが求められている。

そのような中、これらの課題を解決すべく、IoTやAIの技術を活用した生産現場のデジタル化やDXプロジェクトを推進している企業が増えてきている。しかし、こうしたDXプロジェクトはなかなか進んでいないのが現状だ。

その理由の1つとして、一般的にDXプロジェクトチームは、製造現場、関連部署、経営層と連携し合意形成を図りながらプロジェクトを推進するが、この合意形成を図るための課題設定と裏付けとなるデータを準備することが非常に難しくなっているという事がある。この合意形成を図るための課題設定とデータをいかに短期間に、低コストで準備できるかがプロジェクト成功の秘訣といえる。

株式会社マクニカは、DXプロジェクトを推進する製造業を対象に、製造現場の現状把握、課題設定を短期間に行うことを目的に、シーメンス社のPlant Simulationを活用した新たなサービス「デジタル工場導入支援サービス」の提供を開始した。

同サービスは、大まかな全体把握から徐々に精度を向上していくことが基本コンセプトとしている。サービスには、インプットとアウトプットのライブラリが用意されているため、必要となるデータを用意するだけで、コンピューターのデジタル空間上に実際の工場のモデルを7~8割程度の精度で再現することが可能となるという。

必要となるデータは、ワークフローや段取り時間、各設備の処理時間など、製造現場で記録されているデータがほとんどで、デジタル空間上での工場のモデル作成は最短2週間で可能となるとしている。

また、作成したモデルをベースにシミュレーションを行うことで、現在の工場の状態や大まかな傾向の把握が可能であり、実際に取り組むべき課題や、そのために必要となるデータを明確化することができる点が大きなメリットとなる。

これにより、DXプロジェクトを推し進める関係部署が、共通のデータをもとに全体把握・課題設定・投資判断を行うことが可能になるという。マクニカでは、同サービスの利用者が、自社でデジタルツインを活用・運用できるような伴走サービスについても合わせて提供している。

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