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ソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパに見る、IoT通信における「LTE-M」と「NB-IoT」の選択事例

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ソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパは、ヘルスケアおよび物流業界を対象としたIoT技術に基づく革新的な追跡システム「Visilion」を開発。世界的にIoTサービスを展開するTelenor Connexion(テレノールコネクション)をパートナーに選び、追跡システムの通信方式としてLTE-Mの採用を決定した。LTE-MとNB-IoTのどちらを導入すべきか迷っている企業に、参考となる事例を紹介する。

IoTのために開発された2つの通信方式

2Gおよび3Gが段階的に廃止される中、新たな通信方式が世界で広まりつつある。特に興味深いのは、LTE-MとNB-IoTという2つの通信方式だ。いずれも2Gや3Gに変わる技術を模索しているグローバル企業にとって明らかな選択肢となることは間違いない。

この2つの通信方式は世界で初めてIoT特有のニーズに対応するために開発された通信方式である。従来のIoT機器は消費者向けに開発されたインフラを介して接続されていた。

LTE-MおよびNB-IoTは、ともに認可を受けた通信事業者により運用されている標準化された安全な通信方式だ。低コスト・低いデータレート・低消費電力のIoTアプリケーションに適した方式であり、また、電波の受信が困難な場所との通信にも優れている。

どちらの方式も10年以上の想定サービス提供期間に対応しているが、それぞれに相違点もあり、得意とするアプリケーションが異なる。

そのため、こうした新通信方式を企業で導入する際には、組織にとってベストな選択肢は何かを検討する必要がある。これがまさに、ソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパが「Visilion」やサプライチェーンの可視性ソリューションを開発するにあたり直面していた課題だった。

IoT技術を用いた追跡システム「Visilion」

「Visilion」はソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパが開発したヘルスケアおよび物流業界を対象としたIoT技術に基づく追跡システムである。インターネット接続機器は今後数十年間で数億台から数十億台に増加すると予想されており、資産所有者や高額商品を取り扱う輸送企業のスマート追跡サービスに対する期待が高まりつつある。

さらに新型コロナウイルス危機の発生に伴いサプライチェーンにおける素早い対応や貨物の位置情報をリアルタイムで把握することの重要性が注目されるようになり、スマート追跡サービスへのニーズも急拡大している。つまりサプライチェーンの物流においては、商品が今どこにあるのかを正確に追跡することが必要不可欠となっているのだ。

「Visilion」の主力商品に、医療機器や輸送用木箱に貼り付けて使用する追跡機器がある。機器の中には現場で何年も使用されるものもあるため、通信方式の選択においては提供エリアが広く、また保証提供期間の長い規格を選ぶことが重要だ。また機器のバッテリーの駆動時間は通常2カ月〜1年であることから、低消費電力であることも開発における優先事項だった。

「Visilion」チームは世界的にIoTサービスを展開するTelenor Connexionをパートナーに選び、追跡システムの通信方式としてLTE-Mの採用を決定した。あらゆるデータ通信に対応した十分な帯域幅を持ち、Visilionの将来的な追跡デバイスに備えられることに加え、グローバルな可用性にも長けていることがLTE-M採用の決め手となった。さらに2G(GPRS)をバックアップ技術として使うとともに、国や地域、大陸を超えた物流業務に不可欠な全世界的なカバレッジを提供していることも採用理由の一つだった。

IoT通信方式は「LTE-M」と「NB-IoT」、どちらが正解か ーソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパの事例を紹介
ソニーネットワークコミュニケーションズヨーロッパの追跡システム「Visilion」

最適な通信方式を知るためのガイドを提供

Telenor Connexionでは、「自社のアプリケーションに最適な通信方式を知りたい」という企業向けにLTE-MとNB-IoTのそれぞれの強みをより良く評価し、自社IoT製品に最も適した通信方式の検討に活用できるガイドをまとめている。このガイドでは企業がしっかりと情報を得た上で適切な通信方式を選び、事業を長期的な成功に導けるよう、LTE-MおよびNB-IoTのそれぞれのメリット、デメリットを解説している。下記は本ガイドで紹介している内容の一例である。

  • LTE-MおよびNB-IoTとは?
  • 消費電力の低いIoTアプリケーションに最も適した通信様式は?
  • 2つの通信方式の長期的なメリット、デメリットは?
  • 2G/3Gから新しいIoT接続技術へと移行する中、グローバル企業はどのように考え、行動すべきか?
  • 専門家からのアドバイス
 

Telenor Connexionについて

Telenor Connexionは世界の主要モバイル事業者の1つであるTelenorグループに属するIoTサービスプロバイダーだ。ボルボ、スカニア、日立建機、Verisure Securitas Direct、ハスクバーナなどのグローバル企業を顧客とし、200カ国以上で1,000万台を超えるIoT機器を管理している。スウェーデンに本社と技術センターを置き、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリア、南アフリカ、シンガポール、韓国、中国、マレーシア、日本に営業拠点を展開している。

関連リンク:Telenor Connexion(日本語ウェブサイト)