メーカー横断でBLEからLPWAまで対応。現場に合わせたソリューション構築で注目を集める「Canvas」

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IoTは日本でも一般的な言葉になり、ビジネス市場で熱い注目を浴びている。

IoT活用を通じて新ビジネスの市場を作り出すこと、あるいは既存市場の勢力分布を大きく変動させることが期待されているからだ。

人材不足の深刻化という問題もある。2008年ごろを皮切りに人口は減少の一途を辿り、少子高齢化、過疎化、就労人口減少による人材不足は将来的に自明なものとなっている。

IoTの利活用により生産性を高めることが一つの鍵になっており、高度で高価なツールだけでなく中小企業でも利用しやすい低価格なクラウドサービスも数多く登場している。その1つが、今回紹介するIoTデータダッシュボードサービスCanvas(キャンバス)だ。

IoTアプリケーションの提供で現場のデジタル化を推進

IoTデータダッシュボードサービスCanvasの詳細を紹介する前に、まずは提供元であるIoTBASE株式会社について紹介しておこう。IoTBASE株式会社は2015年創業のIoTベンチャー企業だ。

立ち上げ時からIoTに特化したサービス提供を行っており、IoT技術の進化と共に実績とノウハウを蓄積してきた。そのため、アプリケーションレイヤーだけでなく、LPWA(Low Power Wide Area)などの無線通信技術や、IoTデバイスにも幅広い知見を有している。

IoTはデバイス、ネットワーク、インフラ、アプリケーション、サービス運用まで様々な要素が組み合わさり、連携することが求められる。そのためIoTビジネスを推進している企業と積極的に協業関係を構築し、共同パッケージ製品の構築や販売スキームの整備などエコシステムの構築を進めている。

幅広いシーンで導入が進む、IoTデータダッシュボードサービス「Canvas」の取り組みと事例を紹介

様々な現場データをクラウド上で一元管理できるサービス「Canvas」

では、IoTデータダッシュボードサービスCanvasの詳細について見ていこう。

Canvasは、様々なIoTセンサーやIoTカメラから取得したデータ、現場の作業ステータス、撮影した写真などあらゆる現場データをクラウド上で一元管理できるサービスだ。

まず、最大の特徴がIoT化に必要なセンサーデバイス、通信回線、アプリケーションをワンストップで提供できる点である。

IoT活用に対する現場ニーズは業界・業種によって様々であり、求められるセンサーは多岐に渡る。企業がIoT導入の検討を始めても、数多くあるデバイスや通信から自社に最適なものを選択するのは難しく、調査だけで疲弊してしまうケースも多い。

また、活用できそうなデバイスを見つけることができたとしても、プラットフォームやアプリケーションと接続するには開発が必要となり、時間とコストが掛かる。

Canvasは、センサー種類ごとにプラットフォームに接続済のデバイスラインナップを取り揃えており、その中から自社に最適なデバイスを選択し組み合わせるだけですぐに始められる。また、APIを用意しており、ラインナップの中にない新規デバイスでもデータペイロードを合わせることで接続することが可能だ。

デバイスから取得したデータは、Canvasアプリケーション上から簡単に確認できる。パネル、マップ、リスト、グラフなど様々な画面が用意されており、ITに不慣れな人でも直感的に使えるシンプルな画面設計になっている。

例えば、GPSで車両の位置情報を確認したい場合はマップ画面を使用し、温湿度やCO2データであればグラフで推移を確認するといった具合だ。このようにデータの特性に合わせて画面を切り替えながら簡単にチェックできるという「使いやすさ」が導入企業から好評だ。

また、Canvasのワークフロー機能を活用することで、通知などの自動化にも柔軟に対応できる。センサーが「設定した閾値を超えた場合」や「指定したエリアから入退した場合」などのトリガーを選択し、「任意のユーザへ通知」や「ステータスの自動変更」などのアクションを設定することができる。通知方法もメールに加え、Slackなどのビジネスチャットツールへの通知や、Webhookを使用して外部サービスに連携することも可能だ。

幅広いシーンで導入が進む、IoTデータダッシュボードサービス「Canvas」の取り組みと事例を紹介

見える化だけではなく、現場ワークフローに寄り添うことを大切に

Canvasが他社のデータダッシュボードサービスと異なる点は、センサーの見える化だけでなく、現場のワークフローをサポートするサービスを目指している点だ。

例えば、作業ステータス機能は、「移動中」「作業開始」「作業完了」など現場作業員が作業ステータスと現場で撮影した写真を簡単に登録し、リアルタイムに状況を共有することができる。これにより、コミュニケーションの円滑化や、正確な作業記録を残すことが可能だ。

また、企業の現場業務は、自社だけで完結せず様々な協力会社と連携して業務を行うケースが多い。そのため、データ編集権限のない閲覧専用URLを発行できる「外部共有リンク機能」を用意することで、情報の改変の心配が不要で、協力会社にもスムーズな情報共有ができる。

発行したURLをサイネージに表示することも可能だ。このように、Canvasは現場のワークフローに寄り添うことを大切にし、プロダクトの進化を図っている。

幅広いシーンで導入が進む、IoTデータダッシュボードサービス「Canvas」の取り組みと事例を紹介

IoT化で業務時間の削減に成功、正確かつスピーディな報告書作成も可能に

代表的な事例として、Canvasを導入することで電気設備の点検業務を効率化している設備工事会社の導入事例を紹介する。

山間部にあるこの設備の点検は、毎月作業員が現地まで車で向かい目視点検を行うというオペレーションになっていた。そのため移動時間が非常に長く、各拠点の設備をチェックし終えるまでに多くの時間を要してしまうという課題を抱えていた。

そこで、Canvasと接点センサーを活用し、設備の稼働状況を遠隔から確認できるようにすることで、現地に向かわなくても異常が発生していないか確認できるようになった。これにより、およそ83%の点検業務時間の削減に成功している。

また、作業ステータス機能も積極的に活用いただいている。保守・管理の現場においては移動だけでなく、報告や調整といった業務に多くの時間が取られる。これまでは、点検作業後に事務所に戻ってから作業内容と対応時間を思い出しながら報告書を作成していたという。

Canvas導入後は、作業員が、撮影した写真と作業ステータスを現場から更新することでリアルタイムに作業記録をつけている。最終的な報告書は決められたフォーマットで作成しなければならないため、転記が必要にはなっているが、Canvasの作業記録を確認しながら作成できるため、正確かつスピーディに報告書作成ができるようになった。

小さなリスクでスモールスタートさせる

このような、既存設備に後付けできるセンサーを活用して業務効率化を実現している事例が増えてきており、業種・業界を問わず幅広いシーンで活用されている。

IoT導入により、これまで熟練者の暗黙知に頼っていた業務を「見える化」して再現性を高めたり、手作業や目視による巡回点検を自動化して時間や手間を削減するなど、生産性の向上が期待できることは誰もが分かっているだろう。

人手を掛けざるを得なかった、アナログ業務も効率化できることは間違いない。既存設備に後付けできるセンサーや低消費電力のIoTカメラが台頭してきたことで、大掛かりな設備投資や、設備稼働を止めるような工事が不要でIoT導入ができるなど、取り組みやすい環境になっている。

デジタル化が叫ばれる今、まずは小さなリスクで始められるツールやサービスでスモールスタートさせることが重要ではないだろうか。「このデータが取れるなら、あのデータも取れるのではないか?」「あのデータも組み合わせたら効率化できるのではないか?」など、今まで見えていなかった情報を見える化した先に次の仮説が見えてくるはずだ。

そのためにも、まずは手軽にデータを集め、現場を見える化することから始めてみてはいかがだろうか。

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