東芝デジタルソリューションズとウイングアーク1st、BIダッシュボードで製造現場の作業分析を支援するソリューションを提供開始

東芝デジタルソリューションズ株式会社とウイングアーク1st株式会社は、2020年11月の資本・業務提携の発表以降、従来から取り組んでいるデジタルソリューションビジネスでの連携に加え、ファクトリー領域や人材ソリューション領域等での新たなサービスの創出に向けた活動を進めてきた。

同協業にて両社は、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meister Apps現場作業見える化パッケージ」に、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を連携した作業分析支援テンプレートを開発し、「Meister Apps現場作業見える化パッケージ」の新たなサービスとして、東芝デジタルソリューションズから2021年7月2日より提供を開始した。

「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」は、作業員が携帯・装着するリストバンド型生体センサー、ビーコン、スマートフォンなどのデバイス類から、作業エリアの位置や、手作業や移動などの動作、作業員同士の発話など、人の動きや状態の情報を収集・蓄積・見える化することでデータの活用や分析を促進するソリューションである(下の動画)。

「MotionBoard」は、製造現場のさまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作性でリアルタイムに状況を把握でき、IoT活用にも対応可能なダッシュボードである。製造業はもとより多種多様な業界、業種にわたり2,000社以上の豊富な導入実績があり、顧客の課題解決に貢献できるソリューションである。

「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」を「MotionBoard」と連携することにより、作業員の位置・動作・発話などのさまざまな情報を多面的に分析できるようになり、現場の非効率作業や改善ポイントをより早く把握し、対策を打つことが可能になる。また、「MotionBoard」のクラウド版を活用することで、海外を含めた複数の作業現場のデータを容易に収集でき、複数現場の比較や分析が行える。

同テンプレートの特長は次の三つである。一つ目は、多種多様なビジュアライズで作業分析を強化だ。作業分析を支援する画面テンプレートを提供する。また、現場の改善活動に合わせたカスタマイズを実施した上での利用も可能である。「MotionBoard」の豊富な画面部品を利用して画面を構成することで、多面的なデータ分析ができ、分析に要する工数を削減することができる。

二つ目は、気づきを与え改善に向けた対策が打てるアラート通知・レポート出力だ。画面上には最新のデータが常時表示され、アラート通知やレポート出力機能を活用することで、非効率作業や改善箇所を迅速に把握できるようになる。それにより、作業改善に向けた作業負荷の調整などマネジメントを支援する。

三つ目は、複数現場のデータをクラウドで収集し、さらなる改善への貢献だ。複数現場の作業データをクラウドで収集・統合することで、工場全体の作業員のリソース調整や作業実績管理を効率化できる。また、現場間でデータを比較することで現場特有の課題を抽出できる。

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