アドテクスタジオ、人工知能を活用したチャットボット事業子会社”株式会社AIメッセンジャー”を設立

株式会社サイバーエージェンのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能を活用したチャットボット事業(※1)を行う連結子会社として株式会社AIメッセンジャーを2016年7月1日に設立し、人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」の提供を開始した。

近年、スマートフォンの普及やWi-FiやLTEなどの通信環境の向上にともない、インターネット環境は大きく進展し、WEBサービスの利用が増加している。これまで実店舗のみで展開していたサービスのEC事業化が進み、2015年度のBtoCにおける日本国内のEC市場規模は対前年比7.6%増の13兆8,000億円に到達し、今後も継続的な成長が予測されている(※2)。

このような背景のもと、アドテクスタジオではWEB上においても実店舗と同じような接客の実現や、企業とユーザーをOne to Oneで結ぶ最適なコミュニケーションの実現を目的として、AIメッセンジャーを設立し、人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」の提供を開始した。

AIメッセンジャーでは、2016年1月に設立した最先端の人工知能研究を行う「AI Lab(エーアイラボ)」(※3)と連携し、自然言語処理技術に基づいた独自の会話エンジンを開発した。同エンジンは人と会話をするように、商品に関する質問や相談に回答することができ、さらに簡単な雑談にも返答することが可能だという。

チャットプラットフォーム「AI Messenger」は、この独自の会話エンジンのもと開発されており、ユーザーが入力した自然文から条件を自動で抽出し、FAQデータベースリストから該当する回答を自動応答することができる。これまでユーザーからの問い合わせは、メールや電話などの問合せが中心で、時間や手間がかかってしまうことが課題となっていたが、企業は「AI Messenger」を活用することでユーザー問い合わせの回答スピード短縮化・効率化を図ることが可能となる。また、企業のWebサイト上のやり取りに加えて、SNSメディアに対応されており、24時間365日、多様なチャネルにて、リアルタイムに問題を解決することで、ユーザー満足度の向上を図り、離脱率の改善・CVRの最大化に貢献するという。

AIメッセンジャーは今後も、人工知能研究によって更なるサービス開発・拡充に努め、積極的な事業拡大を図っていく。

 

※1 チャットボットとは、人間との自然言語でコミュニケーションを行うコンピュータのプログラムのこと。

※2 出典:経済産業省、「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」(2016年6月14日)

※3 2016年1月19日にて、アドテクノロジー事業の拡大と、より最適な広告配信技術の研究・開発を目的として、東京大学 佐藤一誠氏をアドバイザーに招聘し、人工知能・機械学習を研究する「AI Lab(エーアイ ラボ)」を設立。高度なAI研究技術を持ち、実用化に積極的な研究室との産学連携を進めており、これまで、東京大学、明治大学、静岡大学と産学連携をし、各AI分野において共同研究を行っている。

 

【関連リンク】
サイバーエージェント(CyberAgent)
アドテクスタジオ(Ad Tech Studio)

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