NASAへ、スマート・グリッド技術を活用した深宇宙への安全な有人探査技術をバテル記念研究所が完成

世界最大規模の非営利研究機関であるバテル記念研究所(本社:米国オハイオ州、以下バテル)は,EleQuant社と共同で米国航空宇宙局(NASA)グレンリサーチセンターの委託契約によりスマート・グリッド技術を活用した深宇宙への安全な有人探査技術を完成した。

深宇宙の有人探査においては,高度で信頼性の高い電力管理システムを宇宙船に搭載することが重要となる。本委託契約によって完成した技術では,電力システムの定常運転が計算され,万が一電気故障が発生した場合も復旧までの解決策をシステムが計画する。この技術によって、宇宙飛行士は電源復旧以外の重要なタスクに取り組むことができる。

本技術には先進的な系統管理運営を可能にするHELM™(Holomorphic Embedding Load-Flow Method:意訳:正則埋め込み負荷潮流計算法)アルゴリズムを用いており,火星より先の深宇宙における有人探査に貢献し,地球上においては現在設計中の全電気式旅客機の安全性と運用性を向上する。

NASAとの契約の第2フェーズでは,深宇宙モジュールの電力システムを地球のマイクログリッドシステムへと応用する実験を計画している。深宇宙の安全と信頼性を確立する電力技術が,地球での停電問題に貢献することが期待される。

【グレンリサーチセンターについて】
米国航空宇宙局(NASA)の研究所。ラムジェットエンジンATREXの研究開発,有人宇宙飛行船アレスI-Xの試作事業等に参加。
所在地:米国オハイオ州クリーブランド
設立:1941年
URL:http://www.nasa.gov/centers/glenn/about/index.html

【EleQuant社について】
Grupo AIA社(スペイン)の米国子会社。GrupoAIA社が開発したAGORA(Advanced Grid Observation Reliable Algorithms;意訳:先進グリッド管理信頼アルゴリズム)を始めとした,電力負荷潮流分析ツールや電力ソリューションを提供。
所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
設立:2002年
URL:http://www.elequant.com/

【バテル記念研究所について】
バテル記念研究所は1929年に米オハイオ州で設立された世界最大規模の非営利研究機関です。設立以来、アメリカのエネルギー政策、環境政策、ホームランドセキュリティーなど、さまざまな分野で研究開発を行い、ゼロックスコピー機の事業化、コンパクトディスクやバーコード開発などの成果を上げてきた。
所在地 : 505 King Avenue, Columbus, OH 43201
代表者 : 代表取締役兼CEO Jeffrey Wadsworth
設立  : 1929年
URL  : http://battelle.org/
事業内容: 研究所の運営管理、エネルギー・環境・医療・ナショナルセエキュリティ分野などの受託研究開発

【バテルジャパン株式会社について】
バテルジャパン株式会社は、1970年より共同で新技術の研究開発や技術開発支援などを3,000件以上行ってきたバテル記念研究所と三菱商事株式会社との合弁会社として2006年に設立された。「最先端の科学技術から、明日のビジネスイノベーションへ」をスローガンに、バテル記念研究所の研究者たちとの連携を通して日本およびアジアの官公庁や企業に科学技術とビジネス戦略の融合、世界をつなぐマーケット・デベロップメント、シーズ育成支援サービスを提供している。
所在地:東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル17F
代表者:代表取締役 ジェラルド・ハネ
設立:2006年2月
資本金:1億円
URL:http://www.battelle-japan.co.jp
事業内容: 受託研究開発、技術開発に基づいた事業化・技術戦略提案、海外動向調査

Previous

Fitbitが上場後も高値をキープしている理由

UBICグループ、人工知能を活用した転倒・転落防止システムの結果を紹介

Next