タグキャストとワコム、デジタルペンでの位置情報活用へ向けて協力

株式会社タグキャストと株式会社ワコムは、タグキャストが推進する屋内位置情報技術と、ワコムが将来的に開発するデジタルペンを連携させるために、協力することで合意した。

タグキャストは、電気やガス、水道などが現代の社会インフラとして普遍的に利用されているように、これからのIoTの時代に向けて「屋内位置情報」が未来の都市空間のインフラの一つとして不可欠になると予測、その基盤となるビーコンに関する基本特許を取得済みだ。

これを活用して、様々な施設内で任意の空間の位置情報を発信する『電池ビーコン』や、LED電球と一体化した『LEDビーコン』、特定テーブルごとに位置情報を発信するシート状の『ペーパービーコン』(帝人とタグキャストの共同開発)などの設置、普及を図っている。これらのビーコンから提供される位置情報は、数センチ単位での位置関係、高さ(建物の何階か等)まで読み出すことができ、GPSデータより詳細かつ実用性に富んだ位置情報を正確に提供できるのが特徴だという。

タグキャスト提供のSDKを使い、ワコムが将来的に開発するデジタルペンが、Bluetoothを使用して、TAGCASTビーコンと通信することが可能になる。これにより、ペンで描いた文字や画像(デジタルインク)に位置情報を埋め込むことができるという。また、出先で記したメモや旅先で描いたスケッチがいつどこで書かれたか分かったり、位置情報の連動コンテンツ(例:店舗ごとのクーポンやアンケートフォームなど)を表示装置に映すなど、IoTを活用した様々な用途に応用が期待できるという。

タグキャストはまた、各ビーコンの管理やビッグデータの分析を行うクラウドサービスも運営しており、収集した情報を多面的に活用することが可能になる。これらを推進しながら、未来の都市空間に不可欠な位置情報インフラの普及に取り組んでいく。

ワコムは、人々のクリエイティビティを媒介するメディアとしてのデジタルインクの特性に着目し、OSの垣根を超えてやり取りできるデジタルインクの技術WILL(Wacom Ink Layer Language)を推進している。モバイル機器やクラウド環境の進展によって、デジタルインクに様々な情報を埋め込むことで付加価値を追加し、デジタルペン/インクの広範な活用を促進していくという。

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