NEC、デジタル経営に向けて自社基幹システムにSAP HANA基盤を導入

NECは、自社グループの基幹システムにSAP HANA®基盤を導入し、2016年5月より本番稼働を開始した。すでに国内向けシステムは稼働し、海外拠点向けも含め2016年11月を目途にグループ全システムが稼働する予定だという。

今回の新プラットフォームは、基幹システムに蓄積される経営ビッグデータのリアルタイム処理、またデジタル経営を支える基盤の獲得を目的に、2015年7月よりSAPのインメモリデータベース「SAP HANA®」導入に向けた社内プロジェクトを実行してきた。新プラットフォームは、NECで販売する高可用・高信頼性の「NX7700xシリーズ」「iStorage」製品を採用し、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」やSAP HANA®技術に関するSIノウハウ等をフル活用することで、短期間での全面的なプラットフォーム刷新を図っている。

これらの刷新により、物理サーバ台数の削減(70%削減)やSAP HANA®化によるデータ量1/4への圧縮、運用自動化技術等の効用による保守工数等のシステム運用コスト25%削減を実現していく。今後「SAP S/4HANA®」化の推進や、IoTで得られる情報をはじめ、各現場の様々なデータを取り込み、AIにより意思決定に必要な経営情報のリアルタイム分析を可能とすることで、更なる経営判断のスピードアップを実現するという。

NECは、社会ソリューション事業に注力しており、グローバルでの経営システム改革を推進している。今回のプラットフォーム刷新はこうした取り組みの一環で、今回の実績から、高可用性・高信頼性システムの実現、大規模システムを短期間に移行する方式の確立や、システム品質の確保などのノウハウをモデル化して提供することで、企業の経営基盤強化に貢献するという。

新基幹システムの概要はこちらを参照。

【関連リンク】
日本電気(NEC)
エスエイピー(SAP)

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