凸版印刷、チップ内に温度センサーとタイマーを内蔵した温度センサータグを開発

凸版印刷株式会社は、商品サプライチェーンにおける個品温度追跡管理の需要に対応する温度センサータグを開発。生鮮食品など定温管理輸送が必要な製品を取り扱う物流業界向けに、2016年12月からサンプル出荷を開始すると発表した。量産時目標価格は、300円/枚(※10,000枚製造時)としている。

同製品は、バッテリーを内蔵したUHF帯RFIDで、タグラベル単体での温度管理を可能とする使い切り型の温度状態監視ラベル。RFIDチップに内蔵された温度センサーとタイマーにより、設定された時間間隔で、貼付した商品の温度状態を監視することができるという。あらかじめ上下限温度を設定することで、温度監視中に設定温度範囲を越えた場合、異常温度の発生有無をアラート情報としてチップメモリ内に記録できる。記録されたアラート情報は、リーダライタをかざすことで内容の確認が可能。

同製品の特長は下記。

  • 印刷型電池採用によるフィルムベースの薄型ラベル形態
    RFIDアンテナを形成するフィルム基板上に印刷型電池を一体形成し、薄型なラベル形態での提供を実現。
  • 製品の温度を監視し、異常温度発生時にはアラートログを生成
    RFIDラベル単体で温度監視を行い、設定温度範囲を超える異常温度が発生した際のアラートをメモリに保持。その後リーダライタにかざすことで、アラート発生の有無を確認できる。
  • バッテリーアシストによる安定したRFID通信距離性能(Battery Assist Passive RFID)
    UHF帯RFIDとして普及しているISO/IEC18000-6 EPCGlobal C1G2に対応。一般的なUHF帯向けリーダライタで約10mを超える安定した通信が可能。

<仕様>
・周波数: UHF帯(EPCglobal C1G2規格準拠)
・外径: 縦86mm×横86mmの薄型ラベル形態
・温度センサー部: 測定温度範囲:-40℃~+60℃
・アラート検知: 上限温度リミット、下限温度リミット他
・電池: 印刷型電池

凸版印刷は同製品を2017年4月の量産化を目指して今後も開発を進め、各種リーダライタとの組み合わせにより、倉庫やトラック荷台での温度管理など、さまざまなリアルタイム温度管理ソリューションを提供するという。

【関連リンク】
凸版印刷(TOPPAN)

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