東芝と東芝テック、軽井沢・プリンスショッピングプラザでBeacon活用した観光客の集客・接客サービスの実証実験を開始

株式会社東芝と東芝テック株式会社は、株式会社西武プロパティーズが運営する軽井沢・プリンスショッピングプラザで、訪日外国人の集客力向上を図るサービスの実証実験を2016年10月7日から2017年3月31日まで行う。実証実験では、スマートフォンと連携するBeaconを活用した行動分析やクーポン配布、日本語の看板などをスマートフォンで撮影すると翻訳されるサービス(カメラ画像文字認識技術注1)を用いたサイネージのコスト削減や撮影箇所の情報把握によるニーズ分析などを行い、実証実験による効果や気付きを施設の運営改善につなげることを目的にしている。

実証実験の概要は下記。

  • 訪日前プロモーションサービス
    中国で普及している対話アプリ「WeChat(微信)」(注2)を用いて、東芝公式アカウント(WeChat ID: withtoshiba)から訪日予定の外国人へ軽井沢の魅力・人気アクティビティ・商品・グルメなどの情報配信を行い、訪日前から地域・施設・店舗への関心を高め、購買を喚起する。
  • 販促プロモーション
    東芝と東芝テックが開発したスマートフォン用モバイルアプリ「軽井沢・プリンスショッピングプラザナビ」を来場者がスマートフォンにダウンロードすることで、施設内全域に設置したBeaconと連携し、店舗情報や割引クーポンを4言語(日・英・中(簡体/繁体)・韓)で受信することができる。また、店舗を指定すれば現在地からの施設内ルートが画面表示される「店舗ルート案内」機能を備え、初めての来場者でもスムーズに移動ができる。施設運営者はBeaconと連携したアプリ利用者の位置情報を把握することが可能となり、動線分析によるレイアウトの改善や広告効果の検証などに活用ができるようになる。今後アプリの活用により、スタンプラリーなどのゲーム企画も実施可能で、ショッピングだけでなく施設としての魅力も高める効果も期待できるという。
  • 接客支援
    スマートフォンで日本語の看板や印刷物などを撮影すると翻訳表示されるサービスを提供し、施設利用の満足度向上に活用。今後、同サービスを音声・映像活用クラウドAIサービス「RECAIUSTM(注3)」のラインナップに加える予定だという。
  • 電子決済サービス
    中国での利用者が多い電子決済サービス「WeChat Payment」(注4)を一部の店舗で試験導入し、観光客の集客・購買を促進する。

東芝と東芝テックは、今回の実証実験の結果やさまざまな場面での運用を通じ、これらのサービスの利便性や有効性の向上を図る。また、訪日外国人を迎える側の企業や団体のインバウンドビジネスを幅広くトータルにサポートし、人と情報をつなげる「場」を創ることで、訪日外国人の増加、売上増に貢献し、訪日外国人には観光や買い物での満足度の向上を目指していく。さらに今後、これらのサービスを商業施設だけでなく、公共機関、各種小売業やサービス業の企業や団体へ幅広く提供していく予定だという。

注1 カメラ画像文字認識技術:情景文字認識技術とも呼ばれ、カメラ画像から文字列を検出して認識する技術
注2 WeChat(微信):中国のIT企業テンセント(中国名:騰訊)が提供するメッセンジャーアプリ
注3 RECAIUS:音声や映像から人の意図や状況を理解し、人にわかりやすく伝え、人々の様々な活動を支援するAIサービス
注4 WeChat Payment:WeChatを使った中国人観光客向け決済サービス。日本では株式会社ネットスターズが代理店として2015年10月から展開しているサービス

【関連リンク】
東芝(TOSHIBA)
東芝テック(TOSHIBA TEC)
西武プロパティーズ(SEIBU PROPERTIES)

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