京セラ、IoTネットワーク「SIGFOX」を日本で展開し、LPWAネットワーク事業へ参入

京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は、フランスのSIGFOX S.A.が提供するIoTネットワーク「SIGFOX(シグフォックス)」を日本で展開し、2017年2月から順次サービスを開始することを発表した。

今後のIoT市場においてインターネットにつながるデバイスの数はさらに増加し、2020年までに約530億個まで増大すると想定されている(*1)。しかし、さまざまな環境下で多数のデバイス接続が必要なIoT向けの通信において、データ量がごく小さいセンサなどの用途では、通信料金が高い、また通信のための消費電力が大きく商用電源がない所では使えないなどの点が、本格展開を進めるにあたって課題となっている。これらの課題を解決する無線通信として、低価格、省電力で広域をカバーできるLPWA(Low Power Wide Area)が注目されている。

SIGFOXはIoTネットワークで、低価格・省電力・長距離伝送が特長。既に欧米を中心に24か国で展開、2018年までに60か国に増加する予定だという。

KCCSは「ICT事業」において、MVNOやMVNE(*2)としてモバイル通信サービスを提供するとともに、クラウドやセキュリティなどさまざまなICTソリューションを提供している。さらに移動体通信事業者の無線ネットワーク構築・運用・保守などを行う「通信エンジニアリング事業」も行っている。

今回、KCCSのもつノウハウ・技術力を融合しLPWAネットワーク事業へ参入、SIGFOXを日本で独占展開するという。そして、主にセンサをターゲットとして水道・ガス・電気などの社会インフラ、AED・空調などの設備、健康管理・見守りなどのヘルスケア、物流、農業などさまざまな分野におけるIoT導入を支援していく。

「SIGFOX」はグローバルで利用可能なLPWAネットワーク。免許不要な920MHz帯域を利用して、低価格・省電力・長距離伝送の通信を実現。主な特長は以下のとおり。

  • 低価格     : IoT用途に適した低価格なプラン
  • 安価なデバイス : 通信モジュールの初期費用を低減
  • 省電力     : 電池で数年の稼動が可能
  • グローバル展開 : グローバルで同一ネットワーク ※世界24か国で展開中(2016年10月時点)
通信速度 無線方式 周波数帯 伝送距離 海外
ローミング
100bps
(上りのみ)
Ultra Narrow Band 920MHz帯
(免許不要)
最大
数十キロメートル

*1 総務省 平成27年版情報通信白書 特集テーマ「ICTの過去・現在・未来」
*2 MVNE:Mobile Virtual Network Enabler(仮想移動体通信事業支援者)

【関連リンク】
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)
シグフォックス(SIGFOX)
SIGFOX(シグフォックス)

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