恵那バッテリー電装株式会社は、2017年3月31日(金)までの2ヶ月にわたって位置情報通知システムの実証実験を行い、利用者の利便性について評価を行うことを発表した。
実験にはスマートフォン用の無料通話アプリ「LINE」を使用、岐阜県中津川市坂下町を運行するコミュニティバスにて行われる。位置情報システムは、恵那バッテリー電装株式会社がパイオニア株式会社の技術協力により開発した。
車載装置として、パイオニア株式会社の業務用カーナビゲーション向けクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」を採用した。2017年2月以降は、同社の「ビークルアシスト」対応のドライブレコーダーでもテストを行う予定。さらにGPSを搭載したボイスパケットトランシーバーにも対応を予定している。
主な実証実験内容
・バス車内で実証実験案内の配布、地域の病院や公共施設、商業施設などで登録の呼びかけを行う。
・バスの位置情報の他、各種生活に関する情報を提供し、利便性向上の効果について検証を行う。
・情報提供の有効性が確認されれば、地域のスクールバスや幼稚園バス、外国人観光客向けなどでも実験を検討する。
期間:2017年1月30日(月)~2017年3月31日(金)
位置情報通知システムについて
・コミュニティバスの利用者はスマートフォン用の無料通話アプリLINEを使って、位置情報の確認ができる。
・LINEのトーク画面上で、文字を入力すると、バスの現在位置情報が住所と地図で自動的に返信される。
・バスの現在位置情報は15秒毎に更新される。
・コミュニティバスには通信機能を付加したカーナビゲーションを採用。
・通信は株式会社NTTドコモのFOMAサービスを利用。
・今後、IoT(Internet Of Things)機能を持った、ドライブレコーダーやGPS装置などでも実験を行う。
・無料通話アプリLINEとカーナビゲーションを採用することによって、従来のバスロケーションサービスと比べ導入と運用コストの大幅削減、簡単操作が可能。
【関連リンク】
・恵那バッテリー(enabattery)
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コンサルタント兼IoT/AIライター 人工知能エンジン事業の業務支援に従事するかたわら
一見わかりにくいAIの仕組みをわかりやすく説明するため研究中