伊藤忠テクノソリューションズ、機械学習で脅威の誤検知を抑えるセキュリティソリューションを提供

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)は、セキュリティ会社の米SentinelOneと国内初の販売代理店契約を締結し、既知と未知の脅威からエンドポイントを保護するセキュリティソリューション「SentinelOne Endpoint Protection Platform(以下、SentinelOne)」の販売を本日1月30日から開始した。

新種のマルウェアや脆弱性攻撃などの未知の脅威が増加しており、定義ファイルに基づいて既知の脅威を防御する従来型のセキュリティツールだけでは、定義ファイルの更新の間隙を狙うゼロデイ攻撃や定義ファイルの更新によるシステム負荷の増大など課題も多く、未知の脅威に対する検知や対策は難しいのが実情だ。

SentinelOneは、既知と未知の両方の脅威からクライアントPCやサーバなどのエンドポイントを保護するとともに、攻撃を受けたときの影響調査、追跡、復旧の機能を備えたセキュリティソリューションだ。機械学習(マシンラーニング)を活用した検出エンジンで、エンドポイント内に侵入してきた脅威の通常とは異なる挙動を解析し、既知と未知を問わずマルウェアに共通して見られる振る舞いを行う脅威を検出する。検出後はプロセスの強制終了、感染ファイルの隔離といった初期対応を自動実行し、感染端末をネットワークから遮断する。また、機械学習によって正常なプログラムの挙動を学習しているため、誤検知を含めた過剰な検知を抑えることもできる。

さらに、脅威が発生する経緯を詳細に記録するフォレンジック機能によって、痕跡の除去を防ぎ改変されたファイルも復旧することで、サイバー攻撃の影響を最小限に抑える。

CTCは、調査・コンサルティングから製品の提供、保守・運用サポートまで総合的なセキュリティサービスを展開しており、今回、エンドポイントセキュリティ製品のラインアップ拡充の一環でSentinelOneの取り扱いを開始した。今後も攻撃前の脅威検出から侵入後の事後対応まで一元的に顧客のセキュリティ対策を支援していくという。

【関連リンク】
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)
SentinelOne

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