オプテックスとザイマックス、建物運営管理のIoTサービス構築にむけて共同実証実験を開始

オプテックス株式会社と株式会社ザイマックスは、IoTを活用した新しい建物の運営管理サービスの構築に向けた包括的な取り組みの第一弾として、センシング技術を用いた看板状態の遠隔監視及び保守サービスに関する共同実証実験を開始した。

建物を安心・安全に利用できる状態を維持・提供する運営管理の現場においては、建物・設備の状況や執務環境などについて多数の点検項目が法令上定められている。一方、建物の壁面などに取り付けられた看板には、目視点検のみで明確な点検方法が確立されておらず、昨今、多くの自治体が屋外広告物条例を改正する動きが出ている。

その背景には、老朽化した看板が落下する事故が全国で多数発生していることとともに、今後もこのような事故のリスクが高まっていることにある。さらには、看板は風雨や日光にさらされる過酷な使用環境下である中、高所に設置されているため、点検作業は大がかりとなり、日常の目視点検では劣化や異常を把握するには十分でない、という課題もある。

ザイマックスとオプテックスが行う今回の実証実験では、安心・安全であるべき建物の盲点であった看板の状態監視及び保守に関して、IoTを活用した遠隔監視及び保守サービス運用の実現にむけて技術とサービスの有効性の検証と課題の明確化を行う。実際に、傾きや揺れを計測するセンサ端末を看板に設置し、そのデータをクラウド上に蓄積。取得したデータの有効性、技術的な検証、運用方法の確立に向けて、20基(東京都11基、愛知県6基、大阪府3基)でフィールドテスト(施工性、耐久性、データ収集等)を開始している。

看板に設置したセンサ端末から『傾き』や『揺れ』などを計測したデータをクラウド上に蓄積。取得したデータの推移は看板の状態変化を示しており、データを活用しながら、日常の遠隔監視から、早期メンテナンスのプランニング、点検作業、補修工事まで、看板のトータルライフサポートサービスの構築を目指す。

同実証実験を通じて得られた知見や課題の解決を通じて、看板状態の遠隔監視及び保守サービスの実用化を進めていく。また、建物の運営管理の現場では、センシングなどのIoTの活用や、通信、クラウド、AIなどのITインフラの普及など、先端技術の導入により、これまでの建物運営管理の業務構造に与える影響は大きく、データを取得して解析するだけでなく、顧客にとって価値のあるサービスとして提供することが重要と考えているという。

【関連リンク】
オプテックス(OPTEX)
ザイマックス(XYMAX)

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