メカトラックス、ラズベリーパイ屋外稼動キットを販売開始

メカトラックス株式会社は、電源やインターネット接続環境のない屋外でも太陽光パネルと携帯電話回線を使用してラズベリーパイをインターネット接続できるラズパイ屋外稼動用キットの販売を開始した。価格は198,000円(税抜)。

IoT分野等において、特に屋外でラズベリーパイを稼動させる為には「電源」と「通信環境」、さらに雨風など自然環境への対策も当然必要となる。これらを踏まえ、同社ではラズベリーパイを電源やインターネット接続環境のない屋外でも使用できる、ラズベリーパイ屋外稼動用キットを開発した。

メカトラックス、ラズベリーパイ屋外稼動キットを販売開始
RaspberryPi本体

同社キットの特徴は以下の通り。

  • 太陽光パネル&夜間用蓄電池を小型化のために、ラズベリーパイの間欠動作(タイマー動作)を採用
    メカトラックス、ラズベリーパイ屋外稼動キットを販売開始
    一般的に、屋外電源としては太陽光パネルと夜間用蓄電池を組合せて使用するが、ラズベリーパイはそのまま動作させると消費電力が大きい(数百mW ~ 数W)ため、結果として太陽光パネル/蓄電池のサイズやコストも大きくなる。同社キットでは、自社オリジナルのラズベリーパイ用電源管理モジュール「slee-Pi」が搭載されており、10分間に1回だけ起動/処理といった間欠動作(タイマー動作)が容易に実現可能であり、消費電力の大幅な削減(※)と合わせて太陽光パネルと蓄電池の小型化を実現している。
    ※試算では10分間隔の間欠動作(10分間のうち約1分間稼動)で消費電力は約80%削減可能となる
  • 3G通信モジュール搭載で、国内全域でインターネット接続
    IoT分野向けの通信経路として様々な規格が存在するが、携帯電話回線は月額数百円程度でインフラ等の準備無しで国内全域からセキュアで安定した通信が可能であり、現時点では屋外での通信経路としては最も利便性が高いものとなっている。同社キットでは、自社オリジナルのラズベリーパイ用3G通信モジュール「3GPi」が搭載されており、ラズベリーパイの安定したインターネット接続を可能としている。また、「3GPi」はラズベリーパイを単にインターネット接続できるだけでなく、各種パブリッククラウドサービスとの接続実績も豊富であり、特にMicrosoft Azureに関しては、Azure Certified for IoTデバイスの認証も取得し、迅速かつ安定した運用も可能となっている。
  • 機材一式を防水ボックスに一体化、設置もカンタン
    屋外での長期稼動を想定しIP66相当の防水BOX内部に電子機材一式を格納し、太陽光パネル自体は専用治具でボックス外部に取付けられている。防水BOXの内部空間にも余裕があり、別途センサー用の基板やデータロガー等の取り付けにも十分なスペースを確保している。また防水ボックス外への配線用に防水ケーブルグランドを8個搭載、外部センサー機器の増設等も容易だという。
    メカトラックス、ラズベリーパイ屋外稼動キットを販売開始
    (左)防水BOXを開けた状態   (右)設置状態イメージ

同キットの内容は下記のとおり。
[ラズベリーパイ屋外稼動キット(税抜 198,000円)]
– ラズベリーパイ本体(用途により型番は選択頂けます)
– ラズベリーパイ専用3G通信モジュール「3GPi」
– ラズベリーパイ専用電源管理モジュール「slee-Pi」
– 太陽光パネル(20W)、鉛蓄電池(20Ah)
– 太陽電池充放電コントローラ(チャージコントローラ)
– 防水ボックス(IP66等、防水ケーブルグランド×8)
– パイプキャッチ等治具取付用フレーム(本体背面)
– SIMカード(回線バンドルプランのみ)

【関連リンク】
メカトラックス(MechaTracks)

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