米IBM、ワトソンが就職アドバイザーに

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2月末、米IBMが同社採用情報ページにて、コグニティブ・ジョブ・マッチング機能「Project Esaki」をトライアル・リリースした。IBMに就職を考えている求職者が、採用情報ページに履歴書をアップロードすれば、ワトソンが現在IBMで募集中の案件とマッチングを行う仕組みだ。

「Project Esaki」は候補者のスキル、興味と人格に基づいて、最適な仕事を紹介するコグニティブアドバイザーである。ワトソンのAlchemy Language APIとConversation APIを使って、いくつかの自然言語での質疑応答に基づき、アドバイザーが候補者のことを理解していく。また、人材紹介担当者と話すのと同様に、候補者が社内環境や文化、仕事の詳細について質問でき、自分に最も適している案件を見つけられる。

採用情報ページを見てみると、コンサルタントやITスペシャリスト、マーケターなど1953件の仕事を募集していた(3/3現在)。Find IBM careers with Watsonとリンクされた箇所から進んでいくと、下記のように質問に答えながら履歴書をアップするという流れで、簡単に仕事を探すことができる。

米IBM、ワトソンが就職アドバイザーに

この「Project Esaki」はIBM社内の「Cognitive Build」というグローバルハッカソンの三つの優勝プロジェクトの一つである。半年かけて、IBMスタッフが「Project Esaki」をウェブアプリとして開発し、今回、米IBM採用情報ページで公開した。

すでに整備されているユーザーのフィードバック機能を使って、マッチング精度に関するユーザー評価を集め、今後、機械学習によってマッチング精度が向上する。将来、その人の性格と傾向に基づき、最適な案件の推薦や直接ワトソンと「speech to text」を使って交流できる機能も考えられている。

将来は、レジュメを提出しいくつかの質問に答えたら、自分のスキルや興味に最適な職探しをワトソンに任せられる日が来るかもしれない。AIは様々な産業に採用されつつあり、市場や産業自体を変えてきているため人材業界はもちろん、求職者の転職活動のスタイルも変わっていくだろう。

Source: IBM Blog

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