情報技術開発、AI社内手続き案内システム 「手続きNavi」提供開始、IBM Bluemixのコグニティブ技術を活用

情報技術開発株式会社(tdi)は、2017年3月7日、企業内の業務手続き情報を自動回答するシステム「手続きNavi」を、日本アイ・ビー・エム株式会が提供するクラウド・サービス「IBM Bluemix」のコグニティブ技術をもとに構築し、サービス提供を開始する。

提供の経緯

企業内の業務手続きは多岐にわたり、関連書類も多く、各社員がすべての手続き内容を把握することは困難だ。また、各業務担当社員も、各問合せに対応すると、本来進めるべき業務が滞ることがある。例えば、従業員1,000名の企業において、社員一人ひとりが月に1回20分の社内問合せをし、時給2,500円の業務担当社員が対応した場合、1年間で4,000時間、コストにして1,000万円費やす計算になる。

同社は、これらの課題を解決するために、企業内の業務手続きへの問合せに対し自動回答するシステム「手続きNavi」を、「IBM Bluemix」上のコグニティブ技術を利用して構築し、サービス提供を開始する。

「手続きNavi」の概要

「手続きNavi」は、社員が自然言語(日常の会話や文書などで使われる話し言葉・書き言葉)で入力した、企業内の人事関連手続き(異動・配属、結婚、出産、扶養)や、情報システム関連手続き(パソコン・ソフトウェアの導入、社内システム操作方法)などの問合せに対して、自動的に回答するシステム。「IBM Bluemix」が提供するクラウド環境を利用している。

<tdi’s Value>

1. 「IBM Bluemix」上のコグニティブ環境に学習させる期間を短縮化
コグニティブ・コンピューティング(経験を通じてシステムが学習し、相関関係を見つけて仮説を立て、また成果から学習することができるシステムのこと)を利用する際は、通常、ゼロから社内手続きに関して学習させる必要がある。「手続きNavi」は、当社内での利用経験を蓄積しており、一般的な企業の手続きに関する質問は、すでに学習済みの状態。そのため、学習期間を短くおさえ、早期からの本格利用ができるようになる。

2. 誰でもかんたんに設定
コグニティブ・コンピューティングへ学習させるための設定ができるように、初期設定用のツールセットとしてテンプレートを用意している。技術的な知識がなくても、かんたんに始めることができる。

3. 複数部門にまたがる回答もラクラク
社内問い合わせの回答は、しばしば複数部署を横断するものとなる。例えば「出張」ならば、上司への報告から、経理への立替精算申請まで、多岐にわたる。ひとつの問い合わせに網羅的に回答を提示できる「手続きNavi」なら、そのような複雑な回答も心配ない。

4. 継続的な学習をサポート
「おてがるデータ分析環境サービス」と合わせて利用すると、今までの問い合わせ内容を分析して、新しいQA作りのヒントを提案できる。そのため、手間を減らしながら、常にコグニティブ・コンピューティングを学習させ続けることができる。

おてがるデータ分析環境サービス

<プランと価格>
○スタンダードプラン
・基本的なチャット機能を提供します。
・初期設定費:10万円、月額料金:10万円~
○ポータルプラン
・お客様が所有する既存のポータルサイトに「手続きNavi」を組み込む
・初期設定費:100万円~、月額料金:10万円~

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