NVIDIA、エッジ側のAIを可能にするプラットフォーム「Jetson TX2」を発表

NVIDIAは、エッジ側における AIコンピューティングを実現し、強力にインテリジェントな工場用ロボット、商用ドローン、およびAIシティ向けスマートカメラを可能にするクレジットカードサイズのプラットフォーム、「NVIDIA Jetson TX2」を発表した。

「Jetson TX2」は、消費電力を7.5W未満に抑えながら、2倍以上の電力効率で動作することができ、「Jetson TX1」の2倍の性能を達成している。そのため、「Jetson TX2」は、より大規模で層の深いニューラルネットワークをエッジデバイス上で実行することが可能。その結果、画像分類、ナビゲーション、音声認識などのタスクをより高精度かつ短い応答時間で処理できる、よりスマートなデバイスが実現するという。

Jetsonファミリーには「Jetson TX2」のほか、組み込みコンピューティング向け「Jetson TX1」および「TK1」製品がある。NVIDIA Jetsonは、CiscoのSpark製品に顔認識や音声認識などの AI機能を追加して、どこでも、誰とでもつながることを可能にしたプラットフォーム。

「Jetson TX2」の主な仕様は以下の通り。

  • GPU:クラス最高の性能を提供する 256 コア NVIDIA Pascal アーキテクチャーベースの GPU
  • CPU:デュアル 64 ビット NVIDIA Denver 2、Quad ARM A57
  • ビデオ:4K x 2K 60fps エンコードおよびデコード
  • カメラ:12 レーン CSI で最大 6 台のカメラをサポート (2.5 ギガバイト/秒/レーン)
  • メモリ:8GB LPDDR4 (58.3 ギガビット/秒)
  • ストレージ:32GB eMMC
  • 無線接続:802.11ac WLAN、Bluetooth
  • ネットワーキング:1GB イーサネット
  • 対応 OS:Linux for Tegra
  • サイズ:50mm x 87mm

Jetsonファミリーは、各種アプリケーションへのAIの統合を容易にし、以下をサポートする最も包括的なAIコンピューティング向けSDK「JetPack 3.0」に対応している。

  • TensorRT 1.0:ディープラーニング アプリケーションを本稼動展開向けに最適化する高性能ニューラルネットワーク推論エンジン
  • cuDNN 5.1:GPU で加速化された、ディープニューラルネットワーク プリミティブ ライブラリー
  • VisionWorks 1.6:コンピューター ビジョンおよび画像処理用ソフトウェア開発パッケージ
  • OpenGL 4.5、OpenGL ES 3.2、EGL 1.4、Vulkan 1.0などの最新グラフィックス ドライバーおよび API
  • CUDA 8:GPU を汎用超並列プロセッサーとして利用して驚異的な性能と電力効率を実現

キャリア ボードと「Jetson TX2」モジュールで構成される 「NVIDIA Jetson TX2 Developer Kit」は、米国およびヨーロッパでは3月7日より 599ドルで予約を受け付け、3月14日に出荷を開始。その他の地域では今後数週間以内に提供開始の予定。「Jetson TX2」モジュールは、第2四半期に 399ドル(1,000 個以上受注時) でNVIDIAおよび全世界の代理店から提供を開始する予定。「Jetson TX1 Developer Kit」の価格は499ドルに引き下げられている。

提供:NVIDIA

【関連リンク】
エヌビディア(NVIDIA)
シスコ(Cisco)

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