シーメンス、ジェイテクトと製造業のデジタル化領域で協力

シーメンス株式会社は、自動車部品・工作機械の株式会社ジェイテクトと製造業のデジタル化領域で協力を開始する。今月よりシーメンスが日本でも提供を開始したクラウドベースのオープンIoTオペレーションシステム「MindSphere(マインドスフィア)」を手始めに、統合生産ラインビルダーを目指すジェイテクトを全面的に支援する。

ジェイテクトは、大手グローバルユーザーだけではなく、日本国内の中小製造業のものづくり改革を支援するため、“つながる事業”への注力を行っている。同社が目指す、「人と設備が協調し、人の知恵が働く、人が主役のスマートファクトリー」の実現のためには、顧客とジェイテクトの協働による課題解決“チェーンソリューション”が必要であり、そのコンセプトの具現化のためにシーメンスの提供するMindSphereの採用を決定したという。つながるソリューションの1つとして、産業用イーサネットPROFINETインターフェースの実装も行っている。

シーメンスは、ジェイテクトの卓越した生産現場でのノウハウおよび経験を盛り込み、よりよい次世代ものづくり環境の構築およびユーザーへの提供を共同で行っていく。ここにはMindSphereだけではなく、サイバーセキュリティ、産業用ネットワークや生産データプラットフォームを含む統合エンジニアリング環境の提供をはじめ、顧客の価値を最大限にするための連携も行っていくとしている。

ジェイテクトはMindSphereのオープンな環境を活用し、エッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」、つながるPLC「TOYOPUC-Plus」などを介した新旧生産設備との接続だけではなく、品質・保全・生産・人を見据えたMindSphere上のアプリケーションも開発していく。またジェイテクトは、シーメンスやサードパーティおよび顧客の開発するMindSphereアプリケーションと合わせ、オープンで効果的なソリューションを提供して行くという。

これにより、ジェイテクトの顧客、特にセキュリティやIT技術者およびコスト面でIoTの導入に負担の大きい中小規模の顧客が、手軽に安価にスマートファクトリーが実現できるようになる。スケーラブルでグローバルに展開可能なMindSphereとそのアプリケーションとの連携により、顧客の競争力の向上に貢献するとしている。

【関連リンク】
シーメンス(Siemens)
ジェイテクト(JTEKT)

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