ミライト・テクノロジーズとアミューズワンセルフ、国土交通省実施の「革新的河川管理プロジェクト 全天候型ドローン」開発チームに選定

株式会社ミライト・テクノロジーズと株式会社アミューズワンセルフは、国土交通省水管理・国土保全局 河川環境課河川保全企画室が実施する「革新的河川管理プロジェクト」の3つのテーマのひとつである「全天候型ドローン」の開発チームに選定され、2017年度末の実装・実用化を目指し、2017年4月より開発に着手した。

「全天候型ドローン」の開発は、地震や台風等の自然災害が発生した際、被災状況を早期に確実に把握するため、強風や雨天等の悪条件でも安定して飛行し、現地の状況を確認可能な全天候型のドローンシステムの開発を行うことを目的としている。

ミライト・テクノロジーズは、ドローンから取得したカメラ情報を収集し、撮影画像を遠隔の災害対策室等へ伝送するネットワークシステムや、撮影画像と位置情報を組み合わせ、被災状況を把握できる機能を備えたソフトウエアの開発を担当。また、アミューズワンセルフは、強風(風速20m程度)や雨天でも飛行が可能なドローンシステムの開発を担当。河川氾濫等災害時の復旧活動の迅速化を目指すとしている。

<革新的河川管理プロジェクト>
同プロジェクトはインフラメンテナンス国民会議 革新的技術フォーラムの取組みの一つとして国土交通省水管理・国土保全局が実施するもの。最新の技術・ノウハウを持ち寄りスピーディーに実装化を図る技術開発の取り組みとして、オープンイノベーションを採用し、従来の技術的枠組みにとらわれない新しい河川管理を目指した「革新的河川管理プロジェクト(第一弾)」が進められている。

今回、公募への参加企業等32者によるピッチイベント(企業間お見合い)※1でマッチングが行われ、現場への実装化を目指す3つのテーマの開発チームとして17チームが結成された。今後、本格的に各機器の開発を進め、早いものは2017年4月から現場において試験的に計測を行うなど、スピーディーな現場実装を目指していくという。

ミライト・テクノロジーズとアミューズワンセルフは、ピッチイベントを通じて2社を中心とした開発チームを結成し、3つのテーマのうち「全天候型ドローン」について関係者共同で実用化に向けた事業計画を2017年2月に提出、ヒアリングを経て、事業計画が採択された。第1回目の現場実証は、由良川水系由良川(近畿地方整備局管理河川)をフィールドに、2017年4月以降、主に台風が多い時期に開始する予定としている。

※1:求められる技術仕様に対し、参加者がそれぞれの技術を持ち寄り、プレゼンテーションと質疑及び情報交換等を行う場。国土交通省は、これを通じビジネスマッチングを行い、実装化に向けて迅速に成果物を開発するチームの組織作りを支援する(国土交通省:2017年3月31日報道発表より)

【関連リンク】
ミライト・テクノロジーズ(MIRAIT Technologies)
アミューズワンセルフ(amuse oneself)
国土交通省(MLIT)

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