Doog、追従運搬ロボット「サウザー」のIoT対応、完全自動運行機能の開発を開始

株式会社Doogは、追従運搬ロボット「サウザー」のIoT対応および完全自動運行機能の開発を開始した。

サウザーは、人の後を追従して運搬する追従運搬ロボット。既存の搬送設備では対応に困難な現場にこたえ、「人や台車の自動追従機能」と「無人での自動ライン走行機能」で人の運搬作業を補助する。サウザーは現場で実用できる「ロボット機能」と「機動力」があり、物流・製造・サービス業を中心に幅広い現場に普及してきた。

  • 搬送作業に専従者が不可欠であり、作業の効率や安全性を高めたい
  • 既設設備の活用や、現場作業の工程を大幅に変えずに生産性を上げたい
  • 屋外を含む建屋間移動、狭い通路、スロープや凸凹路で搬送設備の導入をしたい
  • 小規模導入で効果の検証をして、業務量の拡大や縮小に応じて効果的な設備投資をしたい
  • 現場の頻繁なレイアウト変更や、賃貸作業所で有る等により敷設型設備が導入できなかった

IoT対応は今後も拡張が予定されており、2017年度中には無線LANによるタブレット端末との連携や、クラウドサーバ上で稼働する大規模運行管理システムを用いた効率的な完全自動運行が可能になるという。

サウザーは、IoT対応によって導入規模に応じた様々な運用形態を提供する。例えば、サウザーが単体で遠隔稼働する運用だけではなく、周辺機器との無線通信による走行指示や遠隔操作が可能になるとしている。一方で、大規模な作業現場では遠隔地からの呼び出し指示や目的地への配車指示、さらには配車最適化アルゴリズムに基づく高度な自動配車に対応可能となる。これにより、運用規模に応じた生産性向上を実現するという。

サウザーの発売から1年以上が経過し、現場で本格導入・試験導入が進められてきた。物流・製造・サービス業では、さらなる効率向上や人手不足解決が重要な課題になっており、サウザーの活用による課題解決が行われている。

  1. 物流業の現場では、自動追従機能によるピッキング作業の効率向上や運搬作業専従者一人当たりの搬送量増加を目的とした導入が進められている。また、無人ライン走行は所定区間の搬送自動化を目的とした運用だけでなく、RFID読取り機の搭載による棚卸業務や、RFID読取りゲートを所定速度で通過することによる搬入出物の管理にも活用する試みが始まっている。
  2. 製造業の現場では、屋外環境を含む建屋間移動における太陽光・暗闇・路面凹凸・スロープでの走行能力を活かした搬送業務の効率化を目的に導入される事例が多く、また、健常者のみならず障がい者の方も対象にした作業負荷低減・労務環境改善に活用される事例もある。
  3. サービス業の現場では、シンガポールのチャンギ国際空港での本格運用が始まった。広大な敷地に点在するラウンジ向けの飲食物運搬を効率化するために6台のサウザーが公共環境で既に運用されており、さらなる効率化のための追加導入も計画されている。また、茨城県のつくば市役所内では多様な公務における運搬効率化を目的にサウザーが試験導入されている。

【関連リンク】
ドーグ(Doog)

Previous

TOYOTA、歩行者も検知する衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」をピクシスエポックに搭載

セコム、ハイアールと中国のホームセキュリティ市場開拓のパートナーシップを提携

Next