CYBERDYNEとワークスアプリケーションズ、「Society 5.0」「Connected Industries」の実現に向け、サイバニクス技術×AIによる次世代システムを共同開発

CYBERDYNE株式会社と株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)は、日本政府が世界に先駆けた超スマート社会として推進する「Society 5.0(*1)」の実現に向けて、サイバニクス技術(*2)と人工知能技術(AI)による次世代システムの共同開発を前提とする業務提携および資本提携(CYBERDYNEからワークスへの資本出資)を行ったと発表した。

同提携により、CYBERDYNEのサイバニックデバイスやサイバニックインタフェース等から得られる生体情報や環境情報等とワークスの人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」を連携させ、共同で次世代システムの開発等を進める。それにより、IoTやAIを含む科学技術の成果をモノづくりだけでなく様々な分野に広げ、経済成長や健康長寿社会の形成、さらに「Society 5.0」の実現に向けた取り組みを通じ、社会変革(サイバニクス革命)を推進していくという。

なお、この提携は日本政府が新たに打ち出した、高い技術力や高度な現場力を活かすソリューション志向の新産業社会である「Connected Industries(*3)」の動きにも連動するものだという。

CYBERDYNEは、人とロボット(機械)と情報系を融合複合したサイバニクス技術によって超高齢社会が直面する課題を解決するため、ロボットスーツHALをはじめとするIoT化されたサイバニックデバイスやサイバニックインタフェースなどの研究開発を進めている。

ワークスは、人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」を開発し、「Workforce Tech(*4)」を推進している。「Workforce Tech」とは、個人の生産性向上を最大化するテクノロジーであり、産業革命により社会構造がドラスティックに変化するなか、個々人が求める働き方や将来を担う新しい世代の価値観やニーズに応えることができるソリューション。

今回の業務提携は、「科学技術は人や社会の役に立ってこそ意味がある」という社会課題解決型の企業理念を持つCYBERDYNEの「サイバニクス技術」とワークスの「Workforce Tech」が融合することで、CYBERDYNEが牽引する「Society 5.0」とワークスが牽引する「Connected Industries」の実現に向けた次世代システムの創出に合意したもの。この次世代システムが社会インフラに組み込まれることで、産業界をはじめとするさまざまな社会課題の解決のみならず、人と社会とテクノロジーが共生する未来社会「Society 5.0」の実現を目指していくとしている。

業務提携の内容は以下の通り。

  1. サイバニックシステム等から得られる生体情報・環境情報を生かした労務管理・生産管理等を目的とした次世代ERP/ソフトウェアの共同開発
  2. サイバニクス技術を利用した、社員の健康維持・向上、職場環境全般の改善のためのシステム及びデバイスの共同開発
  3. サイバニクス技術を利用した次世代型生産システムの共同開発
  4. その他、サイバニックシステム等向けのソフトウェアの共同開発

(*1)Society 5.0:「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」(Society 1.0、2.0、3.0)、そして、現在の「情報社会」(Society 4.0)に続く未来社会として政府によって掲げられた「超スマート社会」(5番目の社会)のコンセプト。科学技術イノベーションが先導する新たな社会のイメージで、AIやIoT等が本格的に社会実装される。第5期科学技術基本計画で日本が世界に先駆けて実現を目指すことが盛り込まれた。同コンセプトは、2016年5月に開催されたG7先進国首脳会議の議長国である日本から提唱された、人とテクノロジーが共生する未来社会の姿としても世界に発信されている。CYBERDYNEは、この「Society 5.0」を牽引する代表企業として、G7科学技術大臣会合で山海社長による基調講演や各国大臣へのスピーチの実施の他に、各国の代表団による本社視察を受け入れている。
(*2)サイバニクス技術:人・ロボット・情報系が融合複合した【サイバニクス】という新領域の技術。医療、福祉、生活(職場環境を含む)分野を対象として、人と情報系とロボット系を機能的に繋ぎ、物理的・情報的・生理的インタラクションを実現する。サイバニクスは、筑波大学山海嘉之教授(CYBERDYNE社代表取締役社長)が創成し、「Society 5.0」を牽引するコア技術領域でもある。
(*3)Connected Industries:さまざまなつながりにより新たな付加価値が創出される産業社会であり、①人と機械・システムが対立するのではなく、協調する新しいデジタル社会の実現、②協力と協働を通じた課題解決、③人間中心の考えを貫き、デジタル技術の進展に即した人材育成の積極推進を3つの柱としている。同コンセプトは、ドイツで開催されたIT国際見本市「CeBIT 2017」に合わせて日本政府から発表された。
(*4)Workforce Tech:人事関連業務に留まらず、従業員(Workforce)一人ひとりが能力を発揮して生産性を最大化するための環境を、あらゆる角度から考慮しテクノロジーを使って実現するという考え。「HUE」は、これを人工知能×ERP情報×α情報(社内コミュニケーションや生体情報等)から導きだす。

【関連リンク】
サイバーダイン(CYBERDYNE)
ワークス(WORKS)

Previous

NXP、在庫管理/スマートシティ・アプリケーション向けにセキュリティのRAIN RFIDソリューションを発表

富士通のAI技術、道路陥没を防ぐ川崎地質の路面下空洞探査に採用

Next