ウエスタンデジタル、コネクテッドカー技術のデータ需要に対応する組み込みストレージデバイス「iNAND 7250A」を発表

データストレージ技術企業であるウエスタンデジタルコーポレーション(以下、ウエスタンデジタル)は、最先端のオートモーティブグレードソリューションである組み込みフラッシュドライブ(EFD)「iNAND 7250A」を発表した。

この新しいサンディスクブランドのストレージデバイスは、強化されたフラッシュストレージ技術による優れた信頼性を実現し、最新の「先進運転支援システム」(ADAS)、最先端のインフォテインメントおよび安全性システム、車両で使用されるその他のコネクテッド技術のデータ需要に対応するという。堅牢で新しいEFDの動作温度範囲は、-40℃~105℃で、車内・車外の過酷な条件下でも信頼できる性能を発揮できるため、幅広いコネクテッド車両システムや環境に適しているとしている。 

「コネクテッド」システム搭載車両の数が継続して増加していると同時に、管理が必要なデータ量も増加している。ガートナーは、以下のように予測している。

  • 車載診断(Onboard Diagnostics:OBD)ポートに取り付ける非純正デバイスも含め、データ接続機能を備えた自動車の累計出荷台数は、2020年に2億2,000万台に到達(※1)
  • 組み込み通信モジュールは2018年に、モバイル機器によるテザリングに代わってコネクテッドカーの主要接続モードとなる見込み(※1)
  • 2020年までに、自動運転のコネクテッドカー1台あたりのデータトラフィックは、年間280ペタバイト(2億8,000万ギガバイト)を超過 (※2)

「iNAND 7250A」は、複雑化するインフォテインメントやナビゲーションシステム、継続的な分析処理を行う診断システム、常にストリーミングを行う車間および路車間システムなど、データを生成、受信、処理する多様な車載システムと連携できるよう設計されている。また、電源断保護、包括的なメモリー状態ステータスモニター、高度な診断ツールなど、ウエスタンデジタルの一連の自動車向け「スマート機能」も備わっているという。その他の特徴と仕様は以下の通り。

  • ISO26262の不揮発性メモリーベース製品向け設計指針を順守
  • 最大64GBの容量
  • AEC-Q100グレード2(-40℃~105℃)およびAEC-Q100グレード3(-40℃~85℃)に準拠
  • 強化されたエンタープライズクラスのフラッシュメモリーとコントローラを搭載
  • e.MMC 5.1規格に準拠
  • 最大110MB/秒のシーケンシャル書込み、最大300MB/秒のシーケンシャル読取り(※3)

iNAND 7250A EFDは現在、サンプル出荷中。新しいデバイスは、サンディスクブランドのオートモーティブグレードSDおよびEFDソリューションを含む、ウエスタンデジタルの自動車業界向けソリューションファミリーに加わる。 

※1 出典:ガートナーリサーチ「Forecast: Connected Car Production, Worldwide(全世界のコネクテッドカー生産台数の予測)」、2016年9月7日
※2 ガートナー「IoT Global Forecast and Analysis, 2015-2025(IoTグローバル予測および分析、2015~2025年)」、2017年3月29日
※3 社内試験に基づく。性能は容量、アプリケーション、利用方法により異なる。

【関連リンク】
ウエスタンデジタル(WD)
iNAND 7250A
ガートナー(Gartner)

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