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IBSとSigfoss、AIによる機械学習を活用した「営業支援システム」を独自開発

総合人材サービス PERSOL(パーソル)グループの株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ(以下、IBS)は、株式会社Sigfossと共に、AIによる機械学習を活用した営業支援システムを開発し、派遣事業の営業活動における新規顧客開拓において、オートメーション化を成功させ、効率化を実現した。同システムは、2017年2月にグループ会社「テンプスタッフ」に導入し、国内100拠点以上に所属する営業担当者が活用し、営業活動に役立ているという。

これまで、派遣事業の営業担当者は新規の顧客開拓において、過去、取引のあった顧客の掘り起しや、求人情報の検索など、多くの時間と工数を費やし活動してきた。また、営業活動は営業担当者によって異なり、情報収集から必要なリスト作成等の営業活動におけるノウハウの共有も現場によって実施頻度が異なるなど、拠点により精度、効率化のばらつきがあり、成果の良い拠点、悪い拠点が顕著な状況だったという。

これらの課題を解決するため、IBSはAIによる機会学習を活用した営業支援システムを開発。同システムを導入することで、営業担当者が日々行っていた、過去に取引のあった顧客や、求人情報からアプローチをするためのリスト作成を自動化することで、全国各拠点の営業担当者の業務負荷を軽減し、業務の効率化を実現したという。

具体的には、営業活動に必要なリスト情報をシステムが自動的に生成。営業担当者は、リストに基づく営業活動を実施し、活動結果をシステムに反映し学習させることにより、さらに精度の高いリスト生成につなげる、といった品質向上サイクルを実現。リスト情報は誰もが簡単にボタン一つで閲覧することができるため、フレキシブルに営業活動につなげることが可能となり、効率的な営業活動を行うことができるという。これにより、全拠点の営業力の向上はもちろんのこと、拠点ごとにばらつきのあった品質においても平準化を可能にするとしている。

営業支援システムは、統計解析手法と機械学習を活用したシステムだという。統計解析手法は、「AとBという情報の組み合わせから、Cとの関連性を確率によって導き出す」といった分析手法。これにより大量の情報の中から規則性や関連性を見つけ出し、その予測をもとに営業活動に適切なリストを作成する。

AIによる機械学習は、予測したデータに基づいた営業活動において、その活動結果をシステムに反映することで、システムが学習し、統計解析の予測精度を向上させていく。この仕組みは、活動結果をシステムに反映すればするほど予測精度が向上するため、有効なリスト作成につなげることが可能だとしている。

同システムは、グループ内の社員の生産性向上を目的として開発されたシステム。今後ますは、派遣事業・BPO事業を行うグループ各社に同システムを展開し、より多くの営業担当者の効率化を実現する予定。また、顧客管理システムや人材サービスの基幹システムなど、周辺システムと連携させ、利便性のよいシステムにすることで、更なる営業活動の効率化を目指すという。更には、情報を分析・予測特定する技術を活用し、様々な業界で新たなサービスの展開も検討しているとしている。

【関連リンク】
インテリジェンス ビジネスソリューションズ(IBS)
シグフォス(Sigfoss)
テンプスタッフ(Tempstaff)

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