AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

NISSHAがIoT技術を活用したスマート農業を推進、「EnOcean LPWA長距離無線センサー」を実用商品化

日本写真印刷株式会社(以下、NISSHA)およびNisshaグループのサイミックス株式会社が開発する、「LPWA長距離無線センサー・システムNSOS-100」が、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)の、圃場センシングソリューション「eセンシングForアグリ」の生産管理用システムとして採用された。

「eセンシングForアグリ」とは、電源不要のセンサーと無線通信機器を圃場に設置することで、「温度」「湿度」「照度」などのセンシングデータを、同じくNTT東日本が提供するオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」に自動収集し、スマートフォンアプリやPCなどを用いて圃場環境を“見える化”するソリューション。そして、収集したセンシングデータの活用により、農業の生産性向上をサポートするという。
NISSHAがIoT技術を活用したスマート農業を推進、「EnOcean LPWA長距離無線センサー」を実用商品化

2017年4月から、IoT技術を活用したスマート農業の推進を図る、ふくしま未来農業協同組合(JAふくしま未来)が、果樹の防霜(ぼうそう)対策を目的に「eセンシング For アグリ」を導入している。

NISSHAがIoT技術を活用したスマート農業を推進、「EnOcean LPWA長距離無線センサー」を実用商品化
画像出典:東日本電信電話株式会社

「LPWA長距離無線センサー・システムNSOS-100」は、農作物管理に欠かせない、温度・湿度・照度・土中温度・土中水分量を測定し、無線で遠隔地までデータを送る、電池、電源、配線不要のシステム。特長は以下の通り。

  • センシング技術によりデータに基づいた農業の効率化を支援。
  • 小型・軽量のソーラーパネルを内蔵した環境発電(エナジーハーべスティング技術)で、電源・配線が不要。
  • 採光可能な場所であればどこにでも設置でき、設置直後から連続稼働が可能。
  • 温湿度センサー・照度センサー・送信機・受信機のセットに加えて、土中温度センサー、土中水分センサーをオプションに用意。
  • 環境発電のみで最長2kmの通信を実現。※周辺環境による
  • 屋外設置仕様(防塵・防水対応 IP67相当)。
  • 耐光性、耐塩水性、耐薬品性などが要求される屋外仕様をすべて満たしている。

NISSHAは得意とするセンシング技術を応用し、各種センサーとEnOcean無線通信技術を組み合せた独自製品・システムを開発することで、農業の効率化に貢献しており、今後、農業の効率化用途での採用拡大および、防災、インフラ、海上など、電源を確保できない場所での活用など、用途の多角化を図るとしている。

※EnOceanは、エネルギーハーベスティング無線通信規格で、NISSHAおよびNisshaグループのサイミックス株式会社は、EnOceanアライアンスのメンバー。

【関連リンク】
日本写真印刷(NISSHA)
サイミックス(SiMICS)
NTT東日本(NTT EAST)

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