Kionix、歩行検知および歩数計測機能内蔵の加速度センサ「KX126」を開発

ロームグループのKionix, Inc.,は、スマートフォンやウェアラブル機器の歩数計機能に最適な3軸加速度センサ「KX126」を開発した。

同製品は、歩行検知および歩数計測のアルゴリズムをセンサに内蔵しており、歩数計機能向けに個別回路を設計する必要がなくなるため、顧客の設計負荷軽減に寄与するという。また、最適化された独自の低消費アルゴリズムにより、100nAで歩数計機能を追加することができ、アプリケーションの低消費電力化に貢献するとしている(一般的な加速度センサの消費電力は約150uA)。さらに2x2x0.9mmの小型パッケージを採用しているため、限られたスペースでも歩数計機能が実現。

近年、フィットネス分野においては、歩いている状態を検知する歩行検知および歩数を数える歩数計測の両方の機能を搭載した、より高精度な歩数計が必要とされている。こうした高度な歩数計は見守り以外にも、物流や職場の業務効率改善においても、活用が期待されている。

また、このようにセンサを搭載するアプリケーションは年々増加しており、それに伴い、センサに直接アルゴリズム等を内蔵するケースが増えている。各種機能を直接センサに内蔵することで、簡単かつ使いやすい製品を提供するだけでなく、アプリケーションの小型化やバッテリ消費の低減も期待されている。

こうした中、Kionixは得意とするMEMS技術を駆使し、2x2x0.9mmの小型パッケージに歩数計機能を内蔵した高性能・低消費な3軸加速度センサを開発し、ラインアップを拡充した。

なお、今回新たに開発されたKX126は、これまで培ってきたKionixの加速度センサの特長も継承しているという。

  • 最大25.6kHz の高いサンプリングレート
    なめらかなモーション検知が可能になるだけでなく、振動などの高周波数の加速度変化にも対応。
  • ウェイクアップ機能(※)のしきい値改良
    ウェイクアップ機能をより高精度化するため、加速度入力判定のしきい値を従来よりも小さい3.9mgから設定できるよう改良。
  • 豊富なモーション検出アルゴリズム
    傾きや自由落下、画面の向きの変化、タップ/ダブルタップなどを検出する独自アルゴリズムを内蔵している。

KX126の主な特長は以下の通り。

  • 歩行検知および歩数計測の機能内蔵
  • 2x2x0.9mmの小型パッケージ
  • 最大25.6kHzの高サンプリングレート
  • ウェイクアップ機能:しきい値を従来より小さい3.9mgから設定可能
  • ±2g、±4g、±8g 範囲対応
  • インターフェース:最大3.4MHz で標準, 高速, ハイスピードモードに準拠したI2C通信と、最大10MHzのSPI通信
  • 2048バイトのFIFO/FILO バッファー搭載:システムのスリープ時に数秒~数分のモーションデータを記録可能

※ウェイクアップ機能:センサに閾値以上の加速度が加わったとき、マイコンへ割込み信号を出力することができる機能。マイコンを間欠動作させることにより、システムの低消費電力化へ貢献できる。

【関連リンク】
ローム(ROHM)
Kionix

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