スカイディスク、AI分析事業強化のためグローバル人材の登用・育成を強化

株式会社スカイディスクは、ベトナム ダナン市に自社のオフショア開発拠点を設立し、2017年7月1日より事業を開始する。

ベトナムは国際数学オリンピックでもメダル数上位ランキングの常連国で、AI事業に求められる高いレベルの数学や統計学の素養を持っているという。特にベトナム中部最大の都市であるダナン市では、2017年のAPEC開催地にも選ばれていることもあり、インフラが急速に発展しスタートアップへの環境づくりにも力を入れている状況にある。またダナン工科大学をはじめとした高等教育機関も多数あり、ハイレベルで意欲の高い学生も多い環境だという。

同社では、蓄積されたデータを人工知能で解析をするサービス、「SkyAI(スカイエーアイ)」の事業拡大にあたり、2017年7月1日同市に拠点を設立し、まずは1名を採用、育成していくという。今後1年後を目処に10名ほどに人員を増加させ、安定的な稼働を目指す。

2017年2月に発表された台湾のKiwi Technology Inc.との提携に続き、7月よりダナン拠点を開設することで、アジア地域へのサービス展開をより強化していくとしている。

「SkyAI」は、IoT時系列データに特化した AI分析サービス。あらゆるセンサで収集したデータから、AI学習モデルを生成し、正常異常判定や予測などの結果をわかりやすく表示することができるという。

既存のデータやセンサデバイスで収集した時系列データを生データとして用意し、整形プログラム(フーリエ変換やZ変換)によって、AI用学習データである整形データに変換、その後パラメーターのチューニングやデータの見直しを行ってAI実運用モデルを完成させる。その運用モデルに新しく整形されたデータを入力していくことで、正常異常判定や予測などの結果が得られるようになるという。

同社では生データを整形する際、時系列解析に強みを持つ整形プログラム(フーリエ変換(FFT)、自己相関解析、時系列モデル)を用いる。また、これまでの実証実験(PoC)で作成した学習モデルがすでにあるため、より精度の高い正常異常判定や予測を得ることができるという。さらに、学習モデルを作成するために、すでにある生データだけでは不足している場合には、必要なセンサもあわせて提案することができるとしている。

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スカイディスク(Skydisc)

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