DeNA、AIを活用したタクシー配車アプリの実用実験を開始

株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、開発を進めているタクシー配車アプリのテスト配信(iOS端末向けのみ)を今夏に開始し、横浜市と一般社団法人神奈川県タクシー協会の協力の下、横浜市の限定エリアを対象とした約2ヶ月間にわたる実用実験の実施を決定した。

このタクシー配車アプリは、対応する乗務員専用端末とセットで、タクシーの配車がスムーズに行われるサービスとして提供される。乗客は、アプリで予想到着時間を事前に確認した上で指定の場所へタクシーの配車依頼を行うことが可能で、周辺を走行中のタクシーが可視化されて表示されるため、空車走行中のタクシーを簡単に確認することができるという。その上、迎車地点で乗客と乗務員が効率よく出会えるよう、互いの現在地を確認できる機能や定型メッセージを送り合える機能といった特徴的なシステムも実装するとしている。

また、このサービスにはAIを活用した「需要予測システム」を導入。この「需要予測システム」は、運行中の車両から収集するビッグデータとタクシー需要に関連する各種データを解析し、乗務員へリアルタイムにタクシー需要予測情報を提供。

実用実験は、横浜市の中区、西区及びJR横浜線沿線(東神奈川~長津田)周辺のエリアを対象として今夏より約2ヶ月間実施予定で、乗務員専用端末を搭載したタクシー約100台が走行。乗客と乗務員による実利用を通じてサービス利用体験上の課題を明らかにし、実用性の高いサービス設計へつなげてゆく予定としている。

なお、同実用実験は、横浜市とDeNA、株式会社横浜DeNAベイスターズ、株式会社横浜スタジアムの4者で2017年3月10日に締結した、スポーツ振興と地域経済活性化等に向けた包括連携協定(I☆YOKOHAMA協定)における取り組みのひとつ。また、横浜市がIoT、ビッグデータ(オープンデータ含む)、AIの産業利活用や新ビジネス創出を促進し、横浜経済の成長、中小企業のチャレンジ支援と社会課題解決への貢献を目指して2017年4月に立ち上げた「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP横浜)」の取り組みとしても位置づけられている。

【関連リンク】
ディー・エヌ・エー(DeNA)
横浜DeNAベイスターズ(YOKOHAMA DeNA BAYSTARS)
横浜スタジアム(Yokohama Stadium)
タクシー配車サービス

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