ドコモとチャイナモバイル、IoT向けマルチベンダ間eSIM連携システムを開発

株式会社NTTドコモと中国の通信事業者China Mobile Communications Corporation(以下、チャイナモバイル)は、異なるベンダ間におけるeSIM(※1)連携システムの開発を2017年6月2日に完了した。同システムは、GSMA(※2)により策定された仕様「Remote Provisioning Architecture for Embedded UICC3.1(GSMAv3.1)」に基づくものであり、商用環境におけるマルチベンダ間eSIM連携システムとなる。

これまで異なる通信事業者間でeSIMを書き換える場合には、通信事業者同士が同じベンダのeSIMシステムを採用していることが条件だったが、GSMA仕様に準拠した同連携システムの開発により、異なるベンダを採用している通信事業者間でもeSIMを書き換えることができる機能を実現。

ドコモが採用するeSIMベンダのギーゼッケアンドデブリエント(G&D)とチャイナモバイルが採用するeSIMベンダのGEMALTOという2社間におけるeSIM連携システムの実現は、eSIMによる通信事業者間の連携を促進し、世界的なIoT市場の拡大に貢献する。

チャイナモバイルとドコモは事業協力契約(SCFA※3)のもと、IoT分野におけるサービスの共同検討や新技術の共同検証などの事業協力活動を進めており、その取り組みの一つとして両社間におけるeSIM連携を検討してきた。

今後両社は、自動車や建設機械、農業機械など日本から中国へ製品輸出をされている法人の顧客を対象に、機器に組み込まれたSIMを抜き差しすることなく、日本及び中国のネットワークをスムーズに切り替えることができるサービスの検討を進めていくという。

※1 eSIM:Embedded Subscriber Identity Module
※2 GSMA:800社近くの携帯電話事業者のほか、約300社の端末メーカーやソフトウェア企業などを取りまとめる世界的なモバイル通信業界団体
※3 SCFA:Strategic Cooperation Framework Agreement

【関連リンク】
NTTドコモ(NTT docomo)
チャイナ・モバイル(China Mobile/中国移動)
GSMアソシエーション(GSMA)

Previous

IDC、AR/VRヘッドセットの2021年世界出荷台数は合計6,711万台と予測

ソニー、AIを実現するディープラーニングの「コアライブラリ」をオープンソース化

Next