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CYBERDYNEとコヴィア、IoH/IoTに関する通信・デバイス事業の合弁会社を設立

CYBERDYNE株式会社と株式会社コヴィアは、医療や介護や生活を中心としたサイバニクス分野において、あらゆるヒトやモノがインターネットでつながるIoH(Internet of Humans)及びIoT(Internet of Things)に関する通信事業、通信デバイス提供及びこれに関連するサービス事業を目的とした合弁会社『CYBERDYNE Omni Networks株式会社』(以下 サイバーダイン・オムニネット社)を設立することを発表した。

サイバーダイン・オムニネット社は、今後CYBERDYNE社が進めるビッグデータのネットワーク化の中核的な役割を果たし、IoH/IoTに関する事業を総合的に医療や介護や生活の場面に展開してゆくことで、あらゆるヒトとモノがネットでつながった『Society 5.0』*1(超スマート社会)を実現していくことを目指す。

サイバーダイン・オムニネット社の設立背景・事業内容

CYBERDYNE社が牽引する『Society 5.0』(超スマート社会)は、人とテクノロジーがつながり、共生する社会であり、あらゆるモノ(Things)だけでなく、あらゆるヒト(Humans)が、あらゆる環境でつながっていくという。IoH(Internet of Humans)とIoT(Internet of Things)が組み合わさることにより、ヒト情報とモノ情報の両方が一体的につながり、これまでにない次世代のネットワーク社会が生まれる。その実現のためには、安全で共通化された通信ネットワークインフラの構築により、膨大な情報(ビッグデータ)を適切に収集・管理することが必要不可欠となる。

CYBERDYNE社は、人・ロボット・情報系を融合複合したサイバニクス*2技術によって超高齢社会が直面する課題を解決するため、ロボットスーツHAL®をはじめとするサイバニックデバイスやサイバニックインタフェースなどの研究開発を進めている。これらは全てネットワークでつながり、身体・脳神経系、生理、生活情報をビッグデータとして集積・解析することにより、病気の予防・早期発見や労務環境の改善など、社会課題の解決推進に寄与するよう設計されているという。

コヴィア社は、情報通信機器の設計開発、製造を生業とし、SIMフリースマートフォンや、IOTゲートウェイ(Bluetooth/Wi-Fi/ZigBee/LPWA/IMES)、GPSトラッカーなど、通信領域において幅広く先進的な商品企画を行い、品質・スピード・コストに優れた競争力を有するという。

2014年9月には福井大学医学部附属病院において「医療IoT」としてコヴィア社のソリューションが採用され、スマートフォンを活用した内線通話やナースコールと連携したPDAとしての運用、および病院内における位置情報検知システムの導入は、医療分野に限らず、様々な業界から注目されたそうだ。

サイバーダイン・オムニネット社は、コヴィア社のIoTデバイス事業を基盤としつつ、新たにIoHに関する通信事業、デバイス事業及びサービス事業を展開する。

具体的には、CYBERDYNE社の治療用ロボットを利用する際の患者の身体状況、搬送・清掃ロボットが捉えた施設内の環境情報、小型センサーで計測した動脈硬化度などのヒトとモノの情報を収集するための小型組込通信デバイスの開発・販売、通信デバイスから得られる膨大なビッグデータをデータセンターに集めて解析して最終的にデータをセキュアに一元管理するシステム及びサービスの構築・提供を一体的に展開していく。

(*1) Society 5.0:「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」(Society 1.0、2.0、3.0)、そして、現在の「情報社会」(Society 4.0)に続く未来社会として政府によって掲げられた「超スマート社会」(5番目の社会)のコンセプト。科学技術イノベーションが先導する新たな社会のイメージで、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)等が本格的に社会実装されます。第5期科学技術基本計画で日本が世界に先駆けて実現を目指すことが盛り込まれました。同コンセプトは、2016年5月に開催されたG7先進国首脳会議の議長国である日本から提唱された、人とテクノロジーが共生する未来社会の姿としても世界に発信されています。CYBERDYNE社は、この『Society 5.0』を牽引する代表企業として、G7科学技術大臣会合(茨城県つくば市で開催)にて、山海社長による基調講演や各国大臣へのスピーチの実施の他に、各国の代表団による本社視察を受け入れています。

(*2) サイバニクス:人・ロボット・情報系が融合複合した新しい学術領域。医療、福祉、生活分野を対象として、人と情報系とロボット系を機能的に繋ぎ、物理的・情報的・生理的インタラクションを実現します。サイバニクスは、筑波大学山海嘉之教授(CYBERDYNE代表取締役社長)が人支援を目的として創成し、『Society 5.0』を牽引するコア技術領域でもあります。

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