無線機器開発の迅速化に向け、ハタプロの「39Meister」と認証サービスのUL Japanが連携

米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.の日本法人である株式会社UL Japanは、株式会社ハタプロが株式会社NTTドコモと共同で運営する「39Meister」事業と連携することをハタプロと合意した。

今回の連携により、無線通信機器の認証サービスを提供するUL Japanは、IoTプロダクトの企画・設計や試作・量産受託などの事業化を支援する39Meisterに対し、LPWAをはじめとする無線通信機器の開発初期の段階から、機器の認証に必要な技術的ノウハウや新たな法規制情報を開発工程へフィードバックする。

企業が機器の認証対応を早期から意識した開発スキームを導入することで最終製品をより迅速に市場投入できるようになり、さらには法規対応や認証への対応をスムーズに行うことが可能となる。

LPWAなどを使った無線通信機器の流通や使用にあたり、電波法への対応が必要となる。しかし、実際には新たな通信技術の導入やセンサー装置との連動など、開発工程において直面する技術的課題の解決に追われ、流通手前の段階になってはじめてこれらの法規対応を行うといったケースが多いという。

また、この法規対応に予想以上の時間やコストがかかったり、法規対応自体を考慮していなかったことが一因となって、結果的にプロジェクト変更を余儀なくされるという事例も発生している。

UL Japanは無線通信機器に対する認証サービスを提供しており、日本国内電波法に基づく登録証明機関となっている。これまで、LPWA機器を含むさまざまな種類の無線通信機器の技術基準適合証明や、主に量産段階における工事設計認証まで多くの案件を手がけており、UL Japanが認証した機器は多数市場に流通している。

米国やEUにおける認定適合性評価機関として登録されていることから、海外へプロダクトを出荷する際にもワンストップで認証対応を手がけられる機関でもある。

【関連リンク】
39Meister
UL
ハタプロ(hatapro)
NTTドコモ(NTT docomo)

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