STマイクロエレクトロニクス、MIPI-DSIコントローラ搭載マイコンの量産開始を発表

STマイクロエレクトロニクスは、MIPI-DSI(1)コントローラを搭載した高性能32bitマイクロコントローラ(マイコン)であるSTM32F469/479の量産を開始すると共に、対応する評価・開発ボードならびにソフトウェア・サポートを含む開発エコシステムをリリースした。

 

STM32F469/479は、ARM(R) Cortex(R)-M4プロセッサ搭載マイコンでは608 CoreMark(180MHz動作時)を実現している他、デュアルバンクのFlashメモリ(最大2MB)と大容量RAM(最大384KB)を内蔵しており、IoT機器やウェアラブル機器の高機能化に貢献する。

先進的なMIPI-DSIコントローラを搭載したマイコンで、ST独自の Chrom-ARTグラフィックHWアクセラレータ(TM)を活用する同製品は、スマートフォンなどと同様のグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)の日用品への実装を可能にする。

また、NOR FlashやSDRAMなどの外付けメモリを接続できるフレキシブル・メモリ・コントローラ(FMC)とデュアルQuad-SPIシリアルFlashイン タフェースを備え、イーサネットMAC、SD/MMC、USB、およびカメラ・インタフェースなどにより通信機能も強化されているため、これまで以上に高機能なコンスーマ機器、産業機器および医療機器の実現に貢献する。

 

また、この新しいマイコンの能力を引き出すための充実した開発エコシステムとして、高機能評価ボードであるSTM32469I-EVALと暗号化機能が追加されたSTM32479I-EVALに加え、ARM社のmbedに対応した開発ボードであるSTM32F469I-DISCO(約61.20ドル)が用意されている。

この開発ボードには、WVGA MIPI-DSIカラー・タッチパネルが搭載されており、先進的かつ効率的なシリアル・ディスプレイ・インタフェース技術を簡単に評価できる。

これらの 評価・開発ボードにはいずれも、マイコンの性能と、高解像度ディスプレイで実現できる高度なグラフィックス性能をハイライトするデモ用ソフトウェアが実装されている。

 

さらに、STM32F469I-DISCOには、Quad-SPI Flashメモリ(16MB)とSDRAM拡張メモリ(16MB)、USBフルスピードOTGコネクタ、オーディオ・コーデック、オーディオ・ライン・アウト、microSDコネクタの他、ビーム・フォーミングやノイズ低減を可能にするMEMSマイクロフォン(3個)が含まれている。

また、すべてのマイコンの入出力端子に対応するピン・ヘッダに加え、機能拡張や最先端の組込みシステムの試作開発を簡略化するArduinoコネクタも有しており、STM32 Nucleo拡張ボードやその他のArduino対応ボードを幅広く利用できる。

 

組込みソフトウェア・パッケージであるSTM32Cubeには、ペリフェラル・ドライバ、ソフトウェア・ライブラリおよびスタック、多数の導入例などが含まれており、簡単かつ短期間でのアプリケーション開発を実現する。

また、関連ツールのSTM32CubeMXは、初期設定を簡略化できるため、容易に開発を始めることができる。

幅広いグラフィック・ライブラリは、STM32F469/479の内蔵するグラフィックス・アクセラレーション機能を活用するため、高度なグラフィカル・ユーザ・インタフェース(HMI)の作成を可能にする。

その他、IAR社のEWARM、Keil社のMDK-ARM、および新しいSTM32用のAC6 System workbench(無償提供中)を含む、多くの統合開発環境が、STM32F469/479に対応している。

(1) MIPI-DSI:Mobile Industry Processor Interface(MIPI)Allianceによるディスプレイ・シリアル・インタフェース(DSI)規格

 

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