Alibaba と Huawei、NVIDIA の Metropolis AI スマート シティ プラットフォームを導入

NVIDIA が主催するGPU テクノロジ イベントGTC Chinaにて、リアルタイムでビデオを分類するための DeepStream SDK が追加されたNVIDIA のMetropolis AI スマート シティ プラットフォームを、Alibaba と Huaweiが導入したことを発表した。

AI を活用したスマートシティを構築するための NVIDIA のプラットフォームである Metropolis に、Alibaba と Huawei が新しいパートナーとして加わり、一般提供の対象に NVIDIA DeepStream ソフトウェア開発キットが追加された。

Alibaba と Huawei は、すでに NVIDIA Metropolis の 利用を開始した 50 社を超える世界有数の企業に加わる。

同社の DeepStream SDK は、AI 都市およびハイパースケールのデータ センター向けのディープラーニングを活用した、スケーラブルなインテリジェント ビデオ アナリティクスの開発を簡素化する。開発者は、DeepStream を利用すると、リアルタイムでビデオ フレームの処理、理解、分類が可能になり、最も要求の厳しいスループットとレイテンシーの要件を満たすことができるという。

5 月に発表された Metropolis は、エッジからクラウドまで対応したビデオ プラットフォームだ。よりスマートかつ迅速な AI によるアプリケーションを構築するためのツール、テクノロジ、サポートを備えており、交通および駐車場の管理から違反の取り締まりや行政サービスに至るまで、あらゆる面で役立つという。そのMetropolis に、リアルタイムでビデオを分類するための DeepStream SDK が追加された。

中国の IVA (インテリジェント ビデオ解析) 企業が Metropolis を選択

Metropolis により可能になることを最も顕著に証明するのが、Hikvision の例だ。Hikvisionは、データ量が 10 倍以上伸びているにもかかわらず、特定と照合のテクノロジに関して90% を超える再現率を達成した。これにより、混雑した場所ではぐれた人を見つけやすくなる。

この再現率を達成するため、Hikvision は、カメラおよびネットワーク ビデオ レコーダーと、エッジ側の NVIDIA Jetson、NVIDIA Tesla P4 GPU アクセラレーターを利用するクラウド サーバー、トレーニング用に DGX-1 AI スーパーコンピューターのとてつもないコンピューティング能力を組み合わせた。

Dahua は、最近の G20 サミットにおいて、リアルタイムの顔認識の実施に GPU ベースのディープラーニングをどのように活用するかを実証しており、セキュリティチームが能力を高め、100 人以上の職員が関わる業務に効果的に対応できるようにした。

新しいパートナーである Alibaba と Huawei も、Metropolis をどのように活用しているかを示した。

ET Brain は、Alibaba Cloud の専用 AI プログラムであり、さまざまな業界が現実世界の課題に取り組んだり、開発の可能性を大きく広げたりするのを支援することを目的としている。

例えば、Alibaba Cloud の City Brain が都市計画の担当者に AI の能力を提供すると、リアルタイムの交通の管理や予測、行政サービス、よりスマートな排水システムなど、都市のガバナンスを向上させることができる。City Brain は、杭州市のパイロット地区において、11% もの交通渋滞の緩和に役立ちったという。

一方、Huawei のビデオ コンテンツ管理 (VCM) 製品は、Tesla P4 GPU アクセラレーターを搭載し、全体的なパフォーマンスを 22 倍も向上させた。この VCM は、ディープラーニングのメインストリーム フレームワークをサポートしており、正確な顔認識、歩車道の構造化、反転画像検索向けのインテリジェントなアルゴリズムを提供する。処理速度は、NVIDIA TensorRT ディープラーニング推論オプティマイザーと DeepStream SDK の利用により、大幅に短縮されたという。

同社は、Metropolis で新しい製品を迅速に開発するために設計された新しいパートナープログラムによるさまざまな企業から成るグループに、さらに多くの世界最高の AI 企業を集めている。

先週発表された同社の Metropolis ソフトウェア パートナー プログラムには、10 数社のソフトウェア パートナーが集まり、厳選されたアプリケーションのリストを提供している。このリストにより、システム インテグレーターやハードウェア ベンダーは、新製品の開発が容易になるという。

パートナーの 1 社である SenseTime は、公共安全、小売業、およびアクセス制御向けの顔認識ソリューションを提供している。SenseTime は、China Mobile Communications Corp、China UnionPay、Sina Weibo Corp をはじめとする中国の業界リーダー企業とすでに連携し、同社のテクノロジを、セキュリティと監視、金融、教育、ロボット工学の分野に適用している。

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