Raspberry PiにSORACOMを認識させてみる

今話題のSORACOM Air。各所でつないでみたレポートがありますが、IoT技術部でもつないでみました。
何かを作るのには通信環境が欠かせないので、やっておく価値はあるでしょう。

今回は、Raspberry Piに、SORACOM Airを設定してみました。

Raspberry PiにSORACOM Airをつなぐやり方がわかります。

実装の手順は、

Ⅰ. Raspberry Piのデバイスの作成

Ⅱ. 接続設定

  1. FS01BUを認識させる
  2. 通信用パッケージをインストールする
  3. ttyデバイスとして、認識させる
  4. ttyデバイスの状態を確認する
  5. wvdialのコンフィグ設定
  6. 接続確認

という流れになります。

Ⅰ.デバイス準備

用意したもの

  • Raspberry Pi 2(インストール済み)
  • FS01BU(FUJISOFT)
  • SORACOM Air
  • SIMアダプター(ナノSIM→標準サイズ)

01

SORACOM AirをSIMアダプターに入れて、FS01BUに入れます

03

SIMトレーを本体に奥まで差し込み、Raspberry PiのUSBに挿します

04

これで準備は完了です。

 

Ⅱ.接続設定

1.FS01BUを認識させる

# lsusb

Bus 001 Device 005: ID 1c9e:6801 OMEGA TECHNOLOGY

このように表示されればすでに認識されています。

「6801」の箇所が別の数字になっている場合があります。その場合は、aptで”usb-modeswitch”をインストールしてからもう一度試してみてください。

# apt-get install usb-modeswitch

2.通信用パッケージをインストールする

# apt-get install wvdial

今回は、「wvdial」を使用します。

「wvdial」は、モデムでインターネット接続やPPP接続に便利なダイヤルユーティリティです。

3.USBに刺したSORACOMのドングルを、tty(標準入出力となる端末デバイス)として認識させる

まず、現状がどのようになっているか確認します

# ls -l /dev/ttyU*

/dev/ttyU*: No such file or directory

何もないですね。

先ほど、USB認識状態で確認したデバイスをttyとして、認識させます。

(vendorとIDを2で表示された値にセットします)

 # modprobe usbserial vendor=0x1c9e product=0x6801

4.ttyデバイスの状態を確認する

# ls -l /dev/ttyU*

  crw-rw—T 1 root dialout 188, 0 Oct 30 14:36 /dev/ttyUSB0

  crw-rw—T 1 root dialout 188, 1 Oct 30 14:36 /dev/ttyUSB1

  crw-rw—T 1 root dialout 188, 2 Oct 30 14:36 /dev/ttyUSB2

ttyとして、設定されました。

5.wvdialのコンフィグ設定

wvdialの設定をSORACOMにしていきます。

まずは、wvdial.confを編集しましょう。

# vi /etc/wvdial.conf

[設定内容]

——————–

[Dialer Defaults]

Init1 = ATZ

Init2 = ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0

Init3 = AT+CGDCONT=1,“IP”,“soracom.io”

Dial Attempts = 3

Modem Type = Analog Modem

Dial Command = ATD

Stupid Mode = yes

Baud = 460800

New PPPD = yes

Modem = /dev/ttyUSB2

ISDN = 0

APN = soracom.io

Phone = *99***1#

Username = xxxxxxx(SORACOMのユーザ名を設定)

Password = xxxxxxx(SORACOMのパスワードを設定)

Carrier Check = no

Auto DNS = 1

Check Def Route = 1

——————–

保存して、設定を終了します。

6.いよいよ接続!

ドキドキ感いっぱいで、wvdialを起動してみます。

# wvdial

……………………………….ぴー、がーがーがー(とは、鳴りません)

–> WvDial: Internet dialer version 1.61
–> Cannot get information for serial port.
–> Initializing modem.
–> Sending: ATZ
ATZ
OK
–> Sending: ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
ATQ0 V1 E1 S0=0 &C1 &D2 +FCLASS=0
OK
–> Sending: AT+CGDCONT=1,”IP”,”soracom.io”
AT+CGDCONT=1,”IP”,”soracom.io”
OK
–> Modem initialized.
–> Sending: ATD*99***1#
–> Waiting for carrier.
ATD*99***1#
CONNECT 14400000
–> Carrier detected. Starting PPP immediately.
–> Starting pppd at Fri Oct 30 11:15:47 2015
–> Pid of pppd: 3873
–> Using interface ppp0
–> pppd: [18]?[06] –> pppd: [18]?[06] –> pppd: [18]?[06] –> pppd: [18]?[06] –> pppd: [18]?[06] –> pppd: [18]?[06] –> local IP address xxx.xxx.xxx.xxx
–> pppd: [18]?[06] –> remote IP address xxx.xxx.xxx.xxx
–> pppd: [18]?[06] –> primary DNS address xxx.xxx.xxx.xxx
–> pppd: [18]?[06]

繋がったようです!

このまま、w3mなどのブラウザを起動してみましょう。

どこかのサイトに接続して、表示されれば無事完成です☆

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