豆蔵ホールディングス、Microsoft Azureを活用した製造データロギングシステム 「DLS on Azure IoT」を提供開始

株式会社豆蔵ホールディングスは、事業会社のジェイエムテクノロジー株式会社が、製造装置や各種センサー等のデータを収集・保管・分析を行う「J+Bridgeプロトコルコンバータ」ならびに「J+Loggerデータサンプリングモジュール」をベースに、マイクロソフト社のクラウドサービスMicrosoft Azure(以下 Azure)の仮想マシン上で稼働する製造データロギングシステム「DLS on Azure IoT」の販売を2015年11月1日に開始することを発表した。

 

【「DLS on Azure IoT」提供の背景】

世界の最先端機器を支える日本の半導体製造メーカーは、顧客のニーズに合わせ、様々なウェハやチップを製造している。これらの製造装置からは、膨大なデータ(イベント、アラーム、プロセスデータ等)が出力される。

製品力、競争力、事業差別化を高める上で、いかにこれらのデータの関連性を探り、歩留まりの向上や生産性改善に役立てるかが、非常に重要になっている。

昨今の自動車、航空機、ロボット等に使用される電子部品は、厳格な製造品質のトレーサビリティが要求されており、これまで以上に緻密かつ長期にわたりデータを収集・保管し、迅速にデータを活用できる仕組みづくりが急務になっている。

 

【「DLS on Azure IoT」について】

「DLS on Azure IoT」は、各種装置・センサーからの膨大なデータの蓄積、一元管理、解析機能によりデータを可視化することができる。装置状況、故障率等の傾向を把握することで、品質改善や生産性の向上を実現するばかりではなく、構築・運用コストの削減、システム保守の簡略化、データの地域分散保全等、オンプレミス上に構築されたシステムにおける諸課題を解決する。

さらに、顧客の製造技術・品質管理のノウハウと、Azureの機械学習サービスであるAzure Machine Learningを組み合わせることで、各種装置の予防保守や生産予測の高速化、更なる製造管理、品質管理の業務効率化に貢献。

「DLS on Azure IoT」は、半導体製造メーカーのみならず、製造データの収集、保管、解析が必要な鉄鋼、機械、化学、薬品、食品等の各種製造メーカーにも適合する。

 

【DLS on Azure IoTの特長】

1.柔軟で拡張性の高いサービスの提供
Azureの仮想マシンスケール機能の活用により、ディスク容量も容易に変更可能、必要な時に必要なだけすぐに提供できる。

2.製造装置、各種センサーのデータ収集
各種装置からデータを取得し、解析に必要なデータをAzure上のデータ基盤に集約。データ集約基盤に高い信頼性と拡張性を有したAzure Storageを活用することで、年単位の膨大なデータを保存し、解析に使用することが可能となる。

3.多種多様なデータ可視化
Azure Storage上のデータを、マイクロソフト社の提供するBIツール「Power BI」で可視化。ある特定時間帯における各装置でのパラメータ比較や、あるパラメータが特定の値を超えた時間を表示する等、取得された装置データを 多種多様な方法、視点で可視化することで、製品の生産性向上や故障率低減のヒントとなる情報を得ることが可能となる。

4.データ解析による問題の発見
データ解析によって、通常のデータ可視化では得られない様々な情報を得ることができる。従来発見できなかった問題点を把握することはもちろんのこと、現場の担当者が気付けていなかった問題を発見することも可能となる。

5.機械学習による将来予測
装置の様々なデータを継続して取得、分析するため、将来予測が可能となる。パーツの故障を事前に予測し、計画的な予防保守を行なうことで、予期せぬ生産ラインの停止を抑止する等、生産管理、品質管理の効率化を促進する。

 

【DLS on Azure IoTの構成(半導体製造工場の例)】

ジェイエムテクノロジーは、自社の持つ半導体製造装置のエンジニアリングサービス・部品販売・部品修理サービスで培ったノウハウと、IT基盤、アプリケーション開発、Azureの導入支援・構築実績で培ったノウハウを組み合わせた「DLS on Azure IoT」によって、半導体をはじめ各種製造メーカーの製品品質向上と収益向上に貢献していく。

 

【関連リンク】
株式会社豆蔵ホールディングス
ジェイエムテクノロジー株式会社

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