Preferred Networksが約20億円の資金調達を実施、ファナック・博報堂DYHD・日立・三井物産など

株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は、本年12月に第三者割当増資をおこない、新たに、株式会社博報堂DYホールディングス、株式会社日立製作所、株式会社みずほ銀行、三井物産株式会社が、それぞれ約5億円ずつ引き受けることで合意したと発表した。

同様に、2015年6月に協業を開始し、同8月に資本提携をしたファナック株式会社も、約5億円分の同社株式を追加取得することで合意した。

PFNは、今回の増資により、本年8月に発表したトヨタ自動車による約105億円の追加出資から続く一連の資金調達を完了する。

同社は今回の資金調達により、財務基盤の強化、計算環境の拡充、優秀な人材の確保をすすめるとともに、中長期的な発展を見据え、出資各社とそれぞれの分野で協業していくとしている。

PFNは、IoTにフォーカスした深層学習技術のビジネス活用を目的に、2014年3月に創業。デバイスが生み出す膨大なデータを、ネットワークのエッジで分散協調的に処理する「エッジヘビーコンピューティング」を提唱し、交通システム、製造業、バイオ・ヘルスケアの3つの重点領域を中心に事業を展開している。

オープンソースの深層学習フレームワークChainer(チェイナー)の開発・提供をはじめ、トヨタ自動車株式会社、ファナック株式会社、国立がん研究センターなどと協業し、先進的な取り組みを推進している。

今回の出資にあたり、各社は以下のようにコメントしている。

・ファナック株式会社 代表取締役会長 兼 CEO 稲葉善治 氏

「当社は、Preferred Networksの持つ最先端の機械学習・深層学習技術を、当社のFIELD systemおよびその他の全商品群への適用を進め、製造現場のエッジ部分(加工現場、組立現場)で情報をリアルタイムに高速に処理し機械が互いに柔軟かつ賢く協調する、これまでになかった高度な生産システムを実現してまいります。」

・株式会社博報堂DYホールディングス 代表取締役社長 戸田裕一 氏

「Preferred Networksの有する深層学習をはじめとする機械学習技術・実装力と、博報堂DYグループの有する広告、マーケティング、メディア、コンテンツ領域におけるクリエイティビティならびに、独自データを掛け合わせることによって、革新的なソリューションやサービスを創出できるものと大変期待しております。クリエイティビティとテクノロジーの融合と、実社会への実装を推進し、生活をより楽しく、より豊かにするイノベーションをPreferred Networksと共に実現していきたいと思います。」

・株式会社日立製作所 代表執行役 執行役副社長 齋藤裕 氏

「日立が展開する社会イノベーション事業では、IoTやAIといった最先端技術の活用や、さまざまなパートナーとの協創を拡大しています。今回の出資を機に、Preferred Networksのディープラーニングにおける知見、日立のOT×IT×プロダクトにおける技術・ノウハウといった両社の強みを持ち寄り、Society5.0の実現に向けた協創を実現していきたいと考えています。」

・三井物産株式会社 代表取締役常務執行役員 CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)北森信明 氏

「Preferred Networks社は、高度な人工知能(AI)技術を持つ業界のリーディングカンパニーです。三井物産はPreferred Networks社との新たなパートナーシップを通じ、グローバルに保有する事業資産のオペレーションの効率化、高付加価値化ひいては新事業創出に繋げるDigital Transformation活動を一層推進し、競争力の強化を図ってまいります。」

【関連リンク】
プリファード・ネットワークス(PFN)
ファナック(FANUC)
博報堂DYホールディングス(Hakuhodo DY Holdings)
日立(HITACHI)
三井物産(MITSUI)
みずほ銀行(Mizho Bank)

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