富士通、中国スマート製造市場の開拓に向け、上海儀電と合弁会社を設立

富士通(中国)信息系統有限公司(以下、FCH)は、中国のスマートシティーソリューションを提供する国有大手企業の上海儀電(集団)有限公司(以下、INESA)と、中国スマート製造ソリューションのプラットフォームおよびサービスを提供する共同出資会社「上海儀電智能科技有限公司(以下、儀電智能科技)」を本日設立した。

中国では、製造業における競争力強化を目指す「中国製造2025」に従い、スマート製造分野のイノベーションが推進されている。

「中国製造2025」とは、中国国務院が2015年5月8日に発表した、同国の製造業の転換を目指す10年間の国家計画。

イノベーションや次世代ITの利用拡大、インテリジェント・マニュファクチャリング、産業基盤の統合、工業プロセスとシステムの統合、そして、強固でマルチレイヤーな人材育成基盤に重点をおく工業化への新たな道に中国を導くもので、量に注力した工業から、品質に強みを備えた工業へと転換を促進することが目的とされている。

両社は、スマート製造分野において、2015年から協業を開始し、2017年にはその枠組みを拡大し、スマート製造・スマートシティ等の分野における全面的な協業に合意している。

今回の共同出資会社の設立は、2社の中国スマート製造市場の開拓に向けた協業の新たなステージとして位置付けられる。

新会社の概要は以下の通りだ。

  • 会社名:上海儀電智能科技有限公司
  • 本社:上海市徐匯區田林路168号1号棟
  • 資本金:3500万人民元(出資比率 INESA 51%、FCH 49%)
  • 事業内容:産業IoT化ソリューション、工場デジタル化ソリューション、スマート製造イノベーションプラットフォーム、および関連コンサルタントサービスを含めたトータルソリューションの提供

【関連リンク】
富士通(FUJITSU)
上海儀電(INESA)

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