NEC、AIやRPAを活用して働き方改革を支援するコンサルティングサービスを開始

NECは、企業活動において、AIやRPA(Robotic Process Automation)を活用し、生産性向上を目的とした働き方改革を支援するコンサルティングサービス「AI for Work Shift Support 構想・企画サービス」を本日より販売開始する。価格は100万円から。期間は1か月以上を想定しているという。

RPA:人の定型的なパソコン操作をソフトウェアロボットに行わせること、またはソフトウェアロボットを取り扱う開発環境・実行環境などのツール群

昨今、日本では、少子高齢化による労働人口減少や長時間労働などが社会課題となっている中、企業においても経営課題として生産性向上を代表とした働き方改革は大きなテーマとなっており、AIやRPAの活用も期待されている。

同サービスは、NECのコンサルタントやデータサイエンティストが、NEC社内外での人事・総務、営業、調達・生産といった企業活動における幅広い分野でのAIやRPAの適用例を示しながら、顧客の方針に基づく働き方改革のビジョン策定、現状分析、改革構想検討を実施するものだ。

特に現状分析では、調査にPCログなどのデジタルデータを活用し、AIやRPAの活用を見据えた進め方を行うことで、検証・導入フェーズへのスムーズな移行を可能とすることを特長としている。

「AI for Work Shift Support 構想・企画サービス」の概要

働き方改革実現に向けた方針策定

NECのコンサルタントやデータサイエンティストが、これまでのNECのAI技術群「NEC the WISE」を活用した500プロジェクト以上のAI適用実績をもとに、企業活動における幅広い分野でのAIやRPAの適用例を示しながら、顧客との共創型ワークショップやトップへのインタビューから顧客の働き方改革ビジョンの策定を支援する。

働き方改革実現に向けた現状分析

多様なワークスタイル(職務特性)をモデル化し、インタビューやデジタルデータなどを活用した調査を実施、現場の実態把握から現場が抱えている問題を抽出する。

デジタルデータの活用としては、例えば、自宅や外出先で行うテレワークやオフィスにおける勤務状況のデータ収集と可視化が可能な「働き方見える化サービス」の活用や、法人向けウェルネスサービスを提供しているFiNCなどのパートナー企業と連携して対応する。

働き方改革実現に向けた構想検討

ワークスタイルの全体イメージを明確にした上で、AIやRPAの活用に加えICTも含めた改革の提言を行い、実現に向けたロードマップを策定する。その中で、チャットでの自然な会話のやり取りから、AIを活用した社内キーマン探し支援やRPAによる業務代行等の提案も可能だ。

AIやRPA適用例

  • 人事: 採用活動の効率化、最適な配属、将来性のある人材採用をAIにてモデル化。
  • 総務: 1~3年後の健康予測、生活習慣変更の際のシミュレーションをAIにて実施。行動変容を支援。
  • 営業: 顧客案件データを活用し、AIにより見込顧客を抽出し、訪問先を提示。
  • 経理: 売上計上の審査にてRPAを活用し、残業・ミスの大幅削減と要員配置の最適化。
  • 調達: RPAにより派遣契約データから契約更新の一連のプロセスをRPAで自動化。

【関連リンク】
日本電気(NEC)
フィンク(FiNC)

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