ボッシュが新たな技術研究センターを米国シリコンバレーに開所

ボッシュはシリコンバレー地域のサニーベールに技術研究センターを移転した。同センターはこれまで、サニーベールから約15km 西方に位置するパロアルトに置かれていた。この新センター開設のために、ボッシュは約 3,600 万ユーロ(約 4,000 万米ドル)を投入した。

新センターの開設により、約 200 人の従業員が初めて同じ屋根の下で働くことになったという。センターのスペースは全体で 40%増の約 1 万㎡におよび、最大 300 人がそこで研究に従事する。

サニーベールで働く従業員の約半数は、データマイニング、センサー、AI、自動運転などの分野のプロセスやソリューションの開発につながる基礎研究や先端エンジニアリングに携わっている。

センターの建物は 10 年契約でリースされ、ボッシュの 9 つの事業部のエンジニアリング事業の本拠地となり、ここで働く従業員は、研究成果を展開可能なソリューションへとシフトし、トレンドをキャッチするために尽力するという。

なお、同センターには、開発のあらゆる段階で世界中のスタートアップ企業に投資する、ボッシュ・グループ傘下の Robert Bosch Venture Capital GmbH のオフィスも置かれている。センターの設計には、従業員たちの意見がさまざまな形で活かされている。

同センターには近代的なラボ、ワークショップやオフィスのほかに、アイディアを掘り起こし、職場の人たちとの対話、また地域の提携ビジネスパートナーや研究パートナーとの対話を通じてそのアイディアを発展させ、想像力を飛躍できるようなアウトドアエリアなど、協働と独創力を生み出すためのスペースも設けられている。

【関連リンク】
ボッシュ(Bosch)

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