ケイ・オプティコム、IoTで「匠の技」をシステム化、海外産果物・野菜を効率よく育成

株式会社ケイ・オプティコムはこのほど、アクトウォーターフォーラムおよびシリアス株式会社と協力し、昨日よりIoTを活用した農業育成の検証を開始した。

現在、海外で人気が高い果物など一部の農作物については、日本の気候が栽培に適さないことや輸入時の品質保持の難しさから、国内ではほとんど流通していないという。また、その他農作物の栽培についても、後継者不足という社会的な課題に直面している。

ケイ・オプティコムは、農業とIoTを組み合わせることで、海外産の果物や野菜など、栽培ノウハウを保有していなくても農作物を育成できるシステムの開発を目指す。

その取り組みの第一弾として、台湾で生産されているパイナップル釈迦頭(バンレイシ)やフィンガーライムなどの農作物育成にIoTを活用し、国内で育成する検証を昨日より大阪府八尾市で開始した。

同検証では、栽培するパイナップル釈迦頭(バンレイシ)やフィンガーライムなどの苗を育成に適した環境に保たれた育苗棟内で栽培し、温度、湿度、照度などの環境が苗の育成に与える影響を確認する。

育苗棟内に設置したセンサーや通信機器などを活用して棟内の環境データをIoTで管理するだけでなく、電気的刺激や水中の溶存酸素濃度の調節により、収穫量をより多く、収穫時期をより早くする促成栽培を行う予定だ。

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ケイ・オプティコム(K-Opticom)

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