サムスン(Samsung)、コンシューマー向けGear VRを発表。今後はIoTへ注力

本日2015年12月8日、サムスン(Samsung)本社にて今後の戦略と新製品の発表が行われた。

代表取締役 最高執行責任者 堤浩幸氏は、今後は全てのモノが繋がり生活スタイルが変わるIoTの世界がやってくるとし、サムスンの今後のソリューション、プロダクト、戦略は全てIoTを目指したものになると強調した。今年9月に開催された世界最大級の家電関連展示会「IFA 2015」でも、サムスンのメインテーマはIoTであった。

今は世の中にあるモノの中の、1%しかインターネットに繋がっておらず99%は単独で存在するため、ポテンシャルは大きいものがあるとし、今日発表した新製品は、IoTを奏でる重要な要素だと自信を見せた。

発表された新製品は、薄さ6mm、約5.7インチディスプレイの「Galaxy A8」、コンシューマー向けの「Gear VR」、腕時計型ウェアラブル端末「Gear S2」、「Gear S2 classic」、18.4インチフルHDメディアデバイスの「Galaxy View」の5つのデバイスだ。

IoTNEWSでは、「Gear VR」と腕時計型ウェアラブル端末「Gear S2」、「Gear S2 classic」を取り上げる。

コンシューマー向け Gear VR

サムスン、今後はIoTへ注力。コンシューマー向けGear VRは12月18日発売!

これまで開発者向けの、Gear VR Innovator Edition for S6(すでに完売)のみの発売となっていたGear VRが、コンシューマー向けとなって12月18日に発売される。

他社のVR製品はPCと繋いで見るものが多いが、Gear VRはスマートフォンと連携するので、場所を選ばず楽しめるのが特徴だ。

Gear VRは360°に拡がるVRの世界を96°の広い視野と、大きな画面で観賞できる。使用端末は、Galaxy S6とS6 edge。今回の新製品の本体右側面には、Gear VR Innovator Edition for S6よりタッチ面を拡大し、凹凸処理を施したタッチパッドを搭載。上下左右・タップ等の操作がより快適になった。現在、日本向けには約132のVRコンテンツが用意されている。

サムスン、今後はIoTへ注力。コンシューマー向けGear VRは12月18日発売!

Gear VRにはVR自体に9軸センサーを備えている。

「VR酔い」と言われるように、長時間つけると映像に酔う乗り物酔いのような現象がおきることがある。その理由は、首の動きに映像がついてこないため、脳が混乱するからだそうだ。そのVR酔いを防ぐために、Gear VRにはVRに精度のいい9軸センサーをつけ、首の動きに合わせてしっかりついてくるので、酔いにくいという。

また、裏側のパッドを改良し、メガネをかけたままでもGear VRをつけることができるようになった。さらにリコーの360°カメラTHETAで撮られた写真がFacebookに投稿された場合、その写真をGear VRで見ることができる。オキュラスと共同開発しているコンテンツをこれからも増やし、高品質でスペクタクルなものを目指すということだ。

前に比べて100gほど軽くなっているということで実際につけてみたが、頭に装着した時の重量感が軽く感じ、長時間つけていてもそれほどつらくならそうな重さだと感じた。

右横の操作パネルも、以前はフラットだったが少し立体感が出て、指が迷いにくく操作しやすかった。ハイクオリティの映像でゲームを体験してみたが、没入感は以前と変わらず改めてすごい体験ができるモノであった。

サムスン、今後はIoTへ注力。コンシューマー向けGear VRは12月18日発売!

VRはBtoCはもちろんBtoBも変えるとし、三菱地所が顧客への物件紹介を現地に行かなくても実体験ができるようにGear VRで見せるというサービスを実施し、今後もBtoBを加速させていくと発表した。

【主な仕様】
・サイズ:約201.9(W)×116.4(L)×92.6(H)mm
・重量:約318g(フロントカバー約30gを含む)
・搭載センサー:ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー
・視野角:96°
・瞳孔間距離範囲:54~70mm
・対応デバイス:Galaxy S6、S6 edge
・カラー:Frost White

すでに米Amazonで99.99ドルで販売されているが、日本価格は販売店が決定するためサムスンではまだわからないものの、従来の価格(2万4800円)の半分くらいではないか、ということだった。

Gear VR自体の価格には期待ができそうだが、利用するにはGalaxy S6、S6 edgeが必要だ。サムスンが今後IoTに注力していくということであれば、おそらく今後はどんなスマホでも対応していきたいと思っていると想像するが、現段階ではクオリティを担保するために自社製品から対応している状況だという。

Gear S2、Gear S2 classicは次回につづく。

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