アプリックス、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」を発表

IoT製品向けソリューションの開発を手掛ける株式会社アプリックスは、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(グローマ)」(仮称)の開発を開始した。

屋内測位システム(Indoor Positioning System:IPS)とは、GPSなどの電波が届かない建物内や地下街でも位置情報を測定可能にする技術の総称だ。

アプリックスは2014年11月から、省電力の近距離無線通信であるBluetooth Low Energy(BLE)を使って信号を発信する装置「Beacon(ビーコン)」の開発・製造・販売、およびBeaconを利用したシステムの提供を行ってきた。

今回、BeaconやBLEを使った屋内測位システムのノウハウを活かすとともに、屋内での人や物の位置を把握したい、場所に応じて必要な位置情報を発信したいといった顧客からの問い合わせや相談に応じるべく、「groma」の開発にいたったという。

「groma」の第1弾として、AR(Augmented Reality:仮想現実)マーカーを使った位置情報検知ソリューション「groma AprilTagソリューション for SDM」をiOS上に試験実装した。

ARマーカーの作成には、米国ミシガン大学の「AprilTags Visual Fiducial System」プロジェクトで開発された「AprilTag」を、iOS上での「AprilTag」の解析には、inria(inventeurs du monde numérique)のLagadicチームで開発された「ViSP(Visual Servoing Platform)」を利用しているという。

アプリックス、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」を発表
画像①:「groma AprilTagソリューション for SDM」のデモの一部

画像①は、位置情報を埋め込んだAprilTagを印刷し、箱の6面に貼り付けたものだ。この箱を、iOSデバイスのカメラに表示し、AprilTagが表示されている状態でAprilTagを貼り付けた箱を動かすと、その動きに応じて音の定位(空間的位置)も変化するという。つまり、箱の位置情報が音響の再生にも反映されるのだ。

これは、カメラに表示されたAprilTagを、アプリックスが試験実装したiOSアプリケーションが位置情報として解析・取得し、取得した情報をIoT通信の標準的なプロトコルの一つであるMQTT(Message Queue Telemetry Transport)を利用して立体音響再生システムに送信する(画像②)ことで実現しているという。

アプリックス、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」を発表
画像②:アプリケーションの位置情報送信画面

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