5Gを見据え、国内キャリアがGAFAに急接近、何が起きるのか

ここ数日、キャリアのGAFAとの連携が進んでいる。まず、NTTドコモは、11/26にAmazonと提携した。

「ギガホ」の契約者は「Amazonプライム」の年会費(税込4900円)が1年間無料になるサービスを始めると発表したのだ。

背景としては、Amazon.co.jpで「d払い」を利用するユーザが増えてきているということがあるとしているが、10月に改正電気通信事業法が施行され、端末代金の値引き額の上限が2万円までに制限されたことが大きいと思われる。

ちなみに、すでにAmazon Prime会員であってもこれは適用され、無料で1年間延長されるということだ。

また、auもFacebook(instagram)との提携を発表した。

2020年には、「フューチャーポップアップストア」と呼ばれる店舗を開店し、Instagramを活用した商品の試着や購入、AI店員による接客、ARグラスを使ったショッピングなどのコンセプトを展示する予定とのことだ。

フューチャーポップストアのAI店員(イメージ協力: Quantum Capture Inc.)
フューチャーポップストアのAI店員(イメージ協力: Quantum Capture Inc.)
これらの提携の裏には「5Gサービスの開始」があると思われる。

まず、ドコモとAmazonの提携だが、これまでであればポイント付与キャンペーンなどを行っていたはずだが、今回は、メガサービスと提携することで、より快適な環境でリッチコンテンツを楽しんでほしいという思惑があるように見える。

来るべき5G時代、スマートフォンを使うコンシューマに一番わかりやすいのは、「動画視聴」だろう。動画視聴や、ECサイトとしての利用者が多いアマゾンとの提携は、親和性も高いといえる。

また、auが提携するFacebook陣営もリッチコンテンツ化が進んでいる。

例えば、instagramは、動画配信やAR機能の充実などを行っていて、通信環境がよくなることとの親和性は高いサービスだ。

また、以前よりFacebookはOculusを傘下に収めており、Facebook Horizonと呼ばれる、仮想空間上でのソーシャルサービスを提供開始している。

horizon
Facebook horizonは、仮想空間上でのソーシャル体験ができる 参考:https://www.oculus.com/facebookhorizon

5G時代、こういった、コンテンツのリッチ化がますます進む中、通信キャリアはこれらのサービスと融合して新たなビジネスモデルを開発することが重要になるのだ。