パナソニック、IoTで食のくらしをサポートする「くらしアップデートサービス」を提供開始

近年、ライフスタイルや食生活の多様化に伴って、食に対するさまざまなニーズが顕在化している。例えば、高齢世帯や一人暮らし世帯では、手間をかけずに健康的な食生活を送りたいというニーズが高まっており、共働きの子育て世代を中心とした多忙な世帯では、機器による調理段階でのサポートやより広い視点で日々の食生活に寄り添う新たなサポートが必要とされている。

そこで、パナソニック株式会社は、さまざまなサービスとキッチン家電とを組み合わせて、顧客一人ひとりの食のくらしをサポートする「くらしアップデートサービス」を、2019年10月から開始する。

同サービスは、プラットフォームアプリ「キッチンポケット」を介して顧客とレシピ、キッチン家電とをつなぎ、最適メニューの提案や調理サポート、必要な食材の注文・配送など、ライフスタイルに合わせて食のくらしを支援する。献立の悩み、買い物や調理などにかける時間・労力を軽減し、楽しい食事や家族の団らんに充てる時間を創出することができる。特徴は以下の通り。

  • 食のプラットフォームアプリ「キッチンポケット」
    顧客とレシピ、キッチン家電をつなぐ、「くらしアップデートサービス」のプラットフォームアプリ「キッチンポケット」を9月下旬に公開する。「キッチンポケット」アプリは、キッチン家電と連携してメニューや献立を提案したり、献立に応じた食材の買い物リストを自動生成するほか、同サービスに対応したキッチン家電へのメニュー送信も行う。さらに、WEBサイトの「キッチンポケット」を介して顧客同士をつなぎ、多機能なキッチン家電の使いこなしをサポートする。
  • 購入後もアップデートできる無線LAN機能対応家電
    購入後も、顧客のライフスタイルや利用状況に合わせて機能をアップデートできるキッチン家電を発売する。10月発売予定のスチームオーブンレンジ「ビストロ」は、アプリから最新のレシピや旬の食材を用いたメニューなどを送信して、本体に保存することができる。今後、対応機器を逐次発売する。
  • 食材宅配サービスとの連携
    外部パートナーが提供する食材宅配サービスと連携する。第一弾として、ヨシケイ開発株式会社(以下、ヨシケイ)で、スチームオーブンレンジ「ビストロ」独自のワンボウルレシピや凍ったままグリルなどの機能を活用した専用食材(ミールキット)を開発し、食材メニューとしてアプリから注文ができる。なお、同ミールキットは、10月よりヨシケイが提供する。

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