内田洋行ビジネスITフェア2024

さくらインターネットとシステムソフトの合弁会社S2i、賃貸物件向けスマートロックの提供に向けてtsumugと業務提携

自社運営のデータセンターでインターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社と株式会社アパマンショップホールディングスのグループ会社である株式会社システムソフトの合弁会社である株式会社S2iは、シェアリングエコノミーを志向する新しいスマートロックを提案する株式会社tsumugと業務提携し、賃貸物件向けスマートロックのサービス/プロダクトの提供に向けて共同開発を推進する。

S2iは、ホーム IoT(※1)に特化したサービス/プロダクトをオープンイノベーションにより企画・開発に取り組む合弁会社として、2016年5月に設立した。S2iの主力サービス/プロダクトとして、ホームセキュリティのキーデバイスとなる、「さくらのIoT Platform」対応のスマートロックの取り扱いについて検討してきた。今回、不動業界に特化したスマートロック開発を行うtsumugの賃貸物件向けスマートロック「SharingKey ForRent」(※2)を採用した。

tsumugは、シャープ株式会社主催の、IoTスタートアップ企業を対象とする合宿形式のモノづくり研修「SHARP IoT.make BootCamp Supported by さくらインターネット」のプレ開催(本年7月に実施)に参加し、現在シャープと量産に向けた支援について協議しているハードウェア・スタートアップである。

※1 S2iは、ホーム IoTを、住居を中心とした安全と安心・利便性・健康管理・エネルギー効率・エンターテイメント性の向上による新たな生活価値の提供を担う技術やサービス、プロダクトと定義している。
※2 「SharingKey ForRent」には「さくらの通信モジュール」が実装され、自宅のWi-Fiやスマートフォンを経由することなく、スマートロック自体が3G/LTE回線を通じて「さくらのIoT Platform」に接続できる。そのため、例えば賃貸物件の未入居時にも通信を行うことができ、空室時の防犯対策や仲介業務における貸鍵業務の軽減、民泊など短期賃貸への利用が想定されている。また、入居者には鍵の開閉管理・防犯通知・貸鍵機能の提供等も予定。さらに、住居内でサービス展開されるさまざまなIoT機器の通信Gatewayとしても利用され、IoT機器から生じるセンシティブなデータを「さくらのIoT Platform」の閉域網にて保存・活用できるため、新たな住居内での通信機器の設置などを要せずにセキュリティの高いネットワークを介したサービスの提供が可能となる。

【関連リンク】
さくらインターネット(SAKURA Internet)
アパマンショップHD(Apamanshop Holdings)
システムソフト(SystemSoft)
エス・ツー・アイ(S2i)
tsumug
シャープ(SHARP)

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