株式会社ケイ・オプティコムは、ワンストップIoTソリューションの本格提供を本年10月1日より開始する。同社は2017年7月より、LPWA無線技術(LoRa方式)を活用し、IoT導入による効果検証を行うPoCサービスを提供してきたが、今後は本格的なIoT導入から運用までのトータルサービスも提供する。
ワンストップIoTソリューションの特徴は以下の通りだ。
- IoTソリューションのワンストップ提供:
導入コンサルティング、センサーデバイス・通信機器、IoTプラットフォーム、アプリケーション、保守運用まで、ワンストップでサポート。 - データ収集からデータの利活用へ:
単なるデータ収集にとどまらず、経営課題解決につながるデータ活用方法を提案。また、見える化アプリケーションのような簡易なものから、AI・データ分析などの高度なアプリケーションまで対応。 - 多様な通信方式への対応:
温湿度などのセンシングデータの収集に適したLoRaや通信頻度が多くリアルタイムな画像伝送に適したmineoなどに加え、UNISONet(ユニゾネット)という最新の通信方式にも対応。このUNISONetはマルチホップ通信でありながら時刻同期や低遅延での通信に対応しており、ある瞬間における複数の設備データを同時に取得可能だ。このため、工場などにおける各設備間のデータ相関を考慮した高度な故障予測などに活用できる。また、電池駆動でありながら、振動のような波形データの測定・送信が可能。 - 製造業(工場・プラント)向け予知保全支援パッケージ:
工場・プラント設備の予知保全に寄与するセンサー、通信機器(UNISONet)、アプリケーションをセットで提供。顧客の要望に応じて個別カスタマイズ対応も可能であるため、顧客の利用規模に合わせて利用することが可能。関西電力株式会社の火力発電所においても、このパッケージを活用してプラント設備の予知保全に取り組む予定だという。
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