近年、IoTデバイスのセキュリティに対する関心は高まっており、企業にとって避けては通れない重要事項になってきている。2月には総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構が中心となり、IoTデバイスの脆弱性調査と利用者へのセキュリティ対策を促す取り組み「NOTICE」も開始された。
このような中、日本システムウエア株式会社(以下、NSW)は、トレンドマイクロ株式会社が提供するIoT機器向けセキュリティソリューション「Trend Micro IoT Security(以下、TMIS)」を採用して、セキュリティ機能強化のための実証実験を進めてきた。そして、TMISをベースとしたIoTデバイス用セキュリティソリューション「Toami Edge Security」を本日から提供開始した。
Toami Edge Securityは、セキュリティ管理対象のIoTデバイスにソフトウェアエージェントを組み込むことで、トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」と連携する。これによりTrend Micro Smart Protection Networkに蓄積された膨大なセキュリティデータを、様々なリスク検知に活用することができる。
また、発生したリスクに対する防御、および堅牢性を高めるシステム保護機能を備えており、IoTサービスの可用性を高めることに寄与する。
Toami Edge Securityの機能は以下の通り。
- ネットワークレピュテーション
Trend Micro Smart Protection Networkに接続先の安全性を確認し、疑わしいデバイスまたはWebサーバーとの接続をブロック - 脆弱性スキャン・脆弱性対策
初回起動時にIoTデバイスのOSSなどのバージョン情報をクラウドに保存し、日々出現する新たな脆弱性が該当しないかを監視。該当する脆弱性が見つかった場合、仮想パッチを配信して脆弱性をついたネットワーク攻撃をブロック - アプリケーションホワイトリスト
事前に許可されたアプリケーション以外の起動を抑止し、不正プログラムの起動を防止。また、ファイルの改ざんも防止 - オプション
デバイスのキッティングやシステムの運用、セキュリティレポートの提供
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。