第三者検証ソリューションを提供する台湾のアリオンは、Wi-Fi CERTIFIED 6認証ラボとして認定され、同分野での日本でのサービスを受注開始することを発表した。
Wi-Fi CERTIFIED 6認証プログラムは、IEEE 802.11axテクノロジーをベースに準拠している。Wi-Fi 6は、Wi-Fi4やWi-Fi5と比較して、スピードの高速化や省エネ性、エクスペリエンスの向上などの特徴があり、複雑に密に配列されたIoT機器など次世代アプリケーションに対して超高速、大容量を実現する通信規格である。主な機能は以下の通り。
- 直交波周波数分割多接続(アップリンク/ダウンリンクOFDMA)
同じチャネル帯域幅でより多くの端末が利用できるようにネットワーク効率の向上と待ち時間の低減を実現 - マルチユーザー多入力/多出力(MU-MIMO)
一度に大量のデータを伝送できるため、アクセスポイントは複数の端末に同時に対応可能 - 送信ビームフォーミング(Beamforming)
指定範囲内の高いデータレートが、ネットワーク容量の向上を実現 - 1024直角位相振幅変調(1024-QAM)
同じ帯域幅でより多くのデータをエンコードすることで、Wi-Fiデバイスのスループットの向上を実現 - ターゲット ウェイク タイム(Target Wake Time、TWT)
Wi-Fiルータとスマホなどの通信端末との通信を指定されたタイミングで行うことにより、IoT関連デバイスなどを含むWi-Fiディバイスバイスのバッテリー寿命が大幅に向上
Wi-Fi CERTIFIED 6認証試験を実施する前に、必須の試験項目は以下の通り。
- Connectivity
- CERTIFIED n
- CERTIFIED ac
- Security
- WPA3
- PMF
- WPA2 Security Improvements
- Security vulnerabilities(KRACK)
- Optimization
- Wi-Fi Agile Multiband
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